ステレオイヤホン(BOSE-IE)の断線

投稿 2013/06/10 (月) 午前 10:05 | オーディオ・ビジュアル | hotall

妻が、ステレオイヤホンが断線したと云ってきました。
以前、ACアダプタの断線の修理をブログに載せたことを話すと、私と同様、DIY好きの妻が興味を示したので、一緒に直してみることにしました。

この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。




これが断線したイヤホンです。プラグのブッシュが切れています。実際、この辺りを曲げると、音が途切れます。

断線している辺りで、ケーブルを切断します。

外皮を剥きます。

中は3本のリッツ線です。

プラグ側の導線を引っ張ってみます。
数本が抜けました。こちら側で断線しています。

抜けた導線の長さから、断線箇所を特定し、その先でカットします。

プラグ側の線が短くなってしまったので、ブッシュを切り開きます。

外皮を剥いて、3本それぞれを束ねます。

作業しやすいように、テープでブッシュを押えます。

リッツ線はエナメル線を捩ったものなので、焼いてエナメルを剥がします。
ペンチで線をつまみ、剥がす箇所だけ出しておきます。
マッチでエナメルを焼きます。

焼いた箇所は黒く焦げます。

ティッシュで焦げを取り去ります。

予備半田をします。

3本とも予備半田をします。

ケーブル側も、被覆を剥がし、予備半田をします。

各導線と、外側の被覆に、ヒシチューブを挿しておきます。

コネクタ側の導線とケーブル側の導線を半田付けし、ヒシチューブを被せます。

半田ごてでヒシチューブを収縮させます。

3本の導線すべて接続し、ヒシチューブを被せます。

外側のヒシチューブを被せます。

プラグの付け根まで被せます。

半田ごてで、ヒシチューブを収縮させます。

こんな感じになりました。
このままでは、相変わらず、プラグの付け根が弱いままです。

プラグとケーブルをテープで補強します。
今回は接着剤が溶けてベトベトしない自己融着テープを使用しました。

更に、テープを巻いて、補強します。

こんな感じになりました。

ACアダプタに比べ、線が細いこと、リッツ線のエナメルを剥がすのが面倒なことで、難易度は結構高いですね。

今回は二人で修理しました。
たまには夫婦での共同作業も大切です。夫婦仲が断線しないためにも。(^^)

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