二次故障が起きると、悔しい思いをします。
本来なら、最初の故障個所だけ直せば済むところが、更に厄介な問題を抱えてしまいます。
得てして二次故障の方が致命的になるものです。
私は、電源ボタンを押してパソコンを終了します。
先日、いつものように電源ボタン押したのにOSが終了しないことがありました。
その時点では、何回か押せば終了するので、そのままにしていましたが、ついには全くボタンが利かなくなってしまいました。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。
中を開けて電源ボタンを見ると、ボタンを固定しているピンが折れています。
そこで、前面パネル側の支柱に穴を開け、写真のようにワイヤーで固定しました。
これで直ると踏んだのですが、まだ、時々ボタンが利かないことがあり、更に調べなければなりません。
電源スイッチを触ってみると、ぐらぐらしています。
これではボタンにうまく当たらない可能性があります。
実際、ボタン側のスイッチとの接触部分は幅が狭く、スイッチが少し傾くだけで、ボタンから外れてしまいます。
ぐらぐらする原因を調べるため、スイッチを外してみます。
スイッチははケースに固定する為の枠にはまっています。
この取り付け枠とスイッチは枠にある爪でひっかけてあるだけで、この爪が折れていました。
ボタンの固定ピンが折れたのを放置したため、ボタンが斜めにスイッチを押すようになり、一方の爪に無理な力が掛かったのが原因のようです。
最初に異変に気付いた時点で、電源ボタンを固定していれば良かったのですが...
このスイッチの取り付け枠は汎用品ではありません。したがってメーカーから取り寄せるしかなく、時間と手間を考えると憂鬱になってしまいましたが、気を取り直し、駄目元で応急処置をしてみることにしました。
取り付け枠とスイッチを細い被覆ワイヤーで縛ってみました。
固定はできたようです。
この状態でケースに固定できるか不安でしたが何とかケースにはまりました。
最後にボタン側にプラ版を両面テープで取り付けて、スイッチが多少ぐらぐらしてもボタンに当たるようにしました。(最初の写真)
何事も気付いた時点で処置すべきなのですね。教訓です。