動機は自分が欲しかったから
ガジェット好きな私は、電子手帳からPDAなど新しいものが出る度、次々と試してきましたが、どうしても紙のシステム手帳は手放せませんでした。
一時期、システム手帳に書いたメモをテキストに打ち直したりしましたが、絵や図などは無理で、結局あきらめてしまいました。
今はソフトウェアキーボードもかなり進化して入力しやすくなってきましたが、ブラインドタッチは難しく、思考を中断せずに打ち込むには相当の慣れが必要です。
それなら初めからすべて手書きで保存するメモソフトがあればいいのではと思った訳です。
テキストではないので、検索や他のテキスト形式のアプリケーションとの連携はできません。はじめはどうかと思いましたが、テキスト形式のアプリでは得られない利点があります。私が紙のメモ帳を捨てられない理由がそこにあります。
手書きにすると、それがイメージとして頭の中に記憶されやすく、後で見た時にその時の考えがよみがえりやすくなります。
手書きの行為自体が考えをまとめる(思考活動の)象徴的な儀式ではないか、なんて考えたりします。
書いた文字を傍線で消し込むことで頭の中の記憶もクリアしたり、マーカーで強調することで重要なんだと頭に記憶させることができるのではないかと。
また、もともと頭の中ではイメージで思いつくことが多いので、正確な言葉になる前のそうした考えの断片をメモにし、あとでそれらを見て、考えを再構築することができれば、日々の問題解決に役立つのではないかと。
そんな考えからこのソフト、ほたるメモを作ろうと考えました。
メモを画像データとすることのデメリットについても、なるべくカバーできるように考えています。
例えば、検索は目視ですることになりますが、分類を細分化すれば改善できます。
それでもカバーできないことは他のアプリケーションに任せ、両者を使い分けることを前提に、そうした運用に適した仕組みを考えていきたいと思います。
まだまだ試行錯誤中ですが、このソフトはこれからも末永く機能改善、拡充していきたいと思います。