「大丈夫、まだ時間がある。」
ちょっと余裕ができたので、しばらく他の用事を済ませた後、部屋の置時計を見ると、発車時刻を過ぎていす。
慌てて腕時計をもう一度見ると、何時間も前に止まっていることに愕然としました。
最初に時間を確認したときは長針しか見ていなかったようです。
腕時計が電池式になってから、1年以上は止まる事を気にすることなく、安心して時刻が確認できるようになりました。
便利になりましたが、電池切れは忘れた頃にやってきます。
機械式の場合は、頻繁にねじを巻く必要があるため、毎朝、まず止まっていないことを確認します。したがって、止まっている時計の時刻を信じることはありません。
電池式で困った問題が、電池交換の手間と時間です。
機械式のようにねじを巻けばすぐに使えるという訳にはいきません。
今回の腕時計に関しては、いつもは販売店に持ち込み、メーカーで交換してもらうので、戻ってくるまで数週間かかります。
前回の交換では本体基盤の劣化などを指摘されていたので、今回はどうすべきかと悩みました。
そんな折、以前、天体望遠鏡のアイピースをクリーニングするため購入した工具があった事を思い出しました。
そこで、今回は自分で交換することにしました。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。
アイピースを固定したときは気が付かなかったのですが、押えのへこみは時計のリューズのためにあったのですね。
裏蓋は左に回します。
2本のうち片方をはずし、もう片方は緩めるだけにします。
後は、裏蓋を元通りにはめて完了です。
本来は専用道具で開けるべきなのですが、ナイフを使用しました。
蓋には工具が入る場所があります。そこを探してナイフを入れ、「てこ」の原理でこじ開けます。
先ほどと同様に、アルコールできれいにします。
裏蓋をはめて完了です。
自分で交換すると、気密性などに不安が残りますが、町のカメラ屋や鍵屋などに頼むよりもいいかなと思っています。
[追記]
この後、気圧計が動かないことが分かり、再度電池を入れなおすことになりました。