妻が、ステレオイヤホンが断線したと云ってきました。
以前、ACアダプタの断線の修理をブログに載せたことを話すと、私と同様、DIY好きの妻が興味を示したので、一緒に直してみることにしました。
この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。
これが断線したイヤホンです。プラグのブッシュが切れています。実際、この辺りを曲げると、音が途切れます。
断線している辺りで、ケーブルを切断します。
外皮を剥きます。
中は3本のリッツ線です。
プラグ側の導線を引っ張ってみます。
数本が抜けました。こちら側で断線しています。
抜けた導線の長さから、断線箇所を特定し、その先でカットします。
プラグ側の線が短くなってしまったので、ブッシュを切り開きます。
外皮を剥いて、3本それぞれを束ねます。
作業しやすいように、テープでブッシュを押えます。
リッツ線はエナメル線を捩ったものなので、焼いてエナメルを剥がします。
ペンチで線をつまみ、剥がす箇所だけ出しておきます。
マッチでエナメルを焼きます。
焼いた箇所は黒く焦げます。
ティッシュで焦げを取り去ります。
予備半田をします。
3本とも予備半田をします。
ケーブル側も、被覆を剥がし、予備半田をします。
各導線と、外側の被覆に、ヒシチューブを挿しておきます。
コネクタ側の導線とケーブル側の導線を半田付けし、ヒシチューブを被せます。
半田ごてでヒシチューブを収縮させます。
3本の導線すべて接続し、ヒシチューブを被せます。
外側のヒシチューブを被せます。
プラグの付け根まで被せます。
半田ごてで、ヒシチューブを収縮させます。
こんな感じになりました。
このままでは、相変わらず、プラグの付け根が弱いままです。
プラグとケーブルをテープで補強します。
今回は接着剤が溶けてベトベトしない自己融着テープを使用しました。
更に、テープを巻いて、補強します。
こんな感じになりました。
ACアダプタに比べ、線が細いこと、リッツ線のエナメルを剥がすのが面倒なことで、難易度は結構高いですね。
今回は二人で修理しました。
たまには夫婦での共同作業も大切です。夫婦仲が断線しないためにも。(^^)