ウィジット

投稿 金 12/21 13:40:15 2012 | ほたるメモとは | hotall


先日、久々にテレビで洋画を見ました。
主人公の周りで、不可解な出来事が次々と起こり、主人公の冷蔵庫には知らぬ間にメモが貼られ、それが最終的にすべての謎を解くというストーリーです。
冷蔵庫にメモを貼るのは万国共通なようです。

常に目につく所にメモを貼るのは、大切な事を忘れないための良い方法です。
ディスプレーの縁、コルクボードや手帳の表紙など、我々は短いメモを付箋という形で習慣的に貼り付けます。


スマホやタブレットのホーム画面は、最初に表示される最も目につく場所です。
今回、ほたるメモで作成したメモの先頭行を一覧で表示するウィジットをサポートしました。

サイズは限られていますので、表示できるのは最新の数件ですが、Android3.0以上ならスクロールして表示できます。さらにAndroid4.0以上ならウィジットのサイズも変更できます。

ウィジット機能により、メモのタイトルを付箋のようにホーム画面に貼りつけることができるようになりました。

また、本来のメモ画面へのアクセスも容易になります。
項目行をクリックして元のメモ画面の呼び出しや、フォルダアイコンをクリックしてメモ一覧画面の呼び出しだけでなく、追加アイコンをクリックして新しいメモを即座に作成できます。

現在、ほたるメモをお使いの方には、ぜひ試していただきたい機能です。

ズームと描画入力

投稿 火 12/27 18:07:33 2011 | ほたるメモとは | hotall


最近、私はメールチェックやブラウジングにスマートフォンやタブレットを使うことが多くなりました。
タッチパネルに慣れてしまうと、ノートパソコンでも、つい画面にタッチしてしまい、その間抜けな姿に苦笑してしまいます。画面にタッチする操作がすっかり身についてしまいました。

ほたるメモの編集画面では、タッチとドラッグ操作が描画入力であるため、ピンチ操作を組み込むには操作面と実装面で複雑になってしまいます。そうしたことから、当初は直接編集モードではピンチ操作に対応していませんでした。

ところが、実際に使っていると、そのことを忘れてしまい、ついピンチ操作をしてしまいます。
あるユーザー様からも直接編集モードでズームができないかとの要望を頂きました。

今回の1.3.5のバージョンアップで、直接編集モードでもピンチ操作を可能にしました。ある程度の実用レベルであると思いますが、同時に二指タッチする必要があり、少々慣れが必要になります。まだ改善の余地がある段階だと認識しており、現在、対策方法を検討中です。
従来のマウスとキーボードによるインタフェースには無い難しさを思い知らされます。

画像データで保存

投稿 金 3/11 17:58:43 2011 | ほたるメモとは | hotall

「どうやったらテキストに変換できるのですか?」
このソフトを使った方からよく聞かれます。
その度に、ほたるメモは画像データのまま保存するソフトで、テキストには変換できませんと申し訳なく返答します。

相互運用性を考えれば、キャラクタコードで表現されるテキストデータのほうが優れていることは明らかです。
もし、手書きデータがエラーなしに変換できる技術があれば、ぜひ導入したいところですが、手書き入力で長い歴史を誇る電子辞書でさえ、変換誤りは発生します。
変換誤りがゼロでなければ、入力-変換の後に目視チェック-訂正の段階が必要になり、手書きの意味が薄れます。
テキストの入力が必要な時、私ならば、手書き変換するよりも、ソフトキーボード入力を選びます。キーボード入力は慣れれば、それなりの精度でそれなりに速く入力できるからです。

相互運用性のデメリットを差し引いても、テキスト変換を行わない手書きメモが良いと思うことは二つあります。
一つは手書き行為自体が記憶に結びついていることです。
学生の頃、何かを覚えるにはひたすら書き写していたように思います。
先生の言葉、黒板に書かかれた文字、教科書の文章。
真偽のほどはわかりませんが、書くことと復唱することは記憶する秘訣だと教えられ、今でもそれを信じています。

手書きのもう一つの利点は、周辺の状況と一緒にイメージとして記憶されやすいことです。
我々は、何かを記録したいためにメモをしますが、記録したいことのすべてを文章で表すことはできません。一部のキーワードをメモに記録するだけです。後で記録した時点の思考を再現するためには、メモのキーワードに紐付けされた頭の中に記録されている記憶を呼び覚ますことが必要となります。
手書きメモの場合、書いた文字は同じ言葉であっても、手書きの文字はその時々で形が変わるので、言葉としてだけでなく、映像として頭の中に入るようです。
私の他人が読めない下手な字も、後で見れば、書いた内容だけでなく書いた時の状況を思い出すことが多々あります。
その文章の意味やその周辺の状況と一緒に、手書きの文字がユニークなアイコンとして記憶されるからかもしれません。

私の勝手な憶測かもしれませんが、これらのメリットがある限り、紙のメモをはじめとする手書きのメモが必要とされ続けるのではないかと考えています。

シートサイズ

投稿 木 3/10 12:01:15 2011 | ほたるメモとは | hotall

メモする時、どんな大きさの用紙にするか悩むのではないでしょうか。
紙の場合、内容が少ない場合は付箋に、多ければノートに書くなど、目的に応じて複数の用紙を用意することになります。

ほたるメモでは用紙サイズを選択できますので、紙のメモのように複数のサイズの用紙を持ち歩かなくても済みます。
また、すでに書いたメモも後でサイズを変更できます。
したがって、あまり悩まず取り敢えずサイズを決めてしまい、必要に応じて変更するのが良いのではないでしょうか。

用紙サイズを大きくするとファイルサイズが気になります。
ところが、実はファイルサイズは用紙サイズではなく、メモの内容で決まります。空白が多ければファイルサイズは小さく、複雑な模様が広範囲に描かれていればファイルサイズは大きくなるのです。

共有

投稿 火 3/ 8 09:26:46 2011 | ほたるメモとは | hotall

私は字が下手です。控え目ではなく本当に下手なのです。ですから、手書きの文章をあまり人に見られたくはありません。

私が社会人になったころ、パソコンが普及しはじめ、それに伴いワープロソフトも浸透していきました。これは自分の字に劣等感を持っている私にはまさしく福音でした。
習字の練習をすることなく、美しい活字が手に入るこの技術は、字に対する劣等感を忘れさせてくれました。

活字が溢れているこの現代は、インターネットの匿名性と共に、顔の見えないコミュニケーションの時代と言えます。
ネットのむこうの書き手の気持ちを読み取ることは難しいことです。誹謗中傷の書き込みを目にするたびに、バラ色のはずのインターネット社会が空虚に思えたり、この社会での行き辛さを感じたりします。

このところ、匿名から実名、顔写真入りのコミュニケーションがはやり始めたのも、私が感じている物足りなさを、他の人たちも少なからず持っているからなのかも知れません。
こうした流れは当初のネット社会の利便性を捨てる代わりに、この社会で失いつつある何かを埋めてくれる予感がします。
匿名で安全な場所で活動する場所と、実名で親密な活動をする場所を使い分けていくのが、ちょうどいいやり方だと思い始めています。

最近、ほたるメモで作成したメモを知り合いとやり取りしたり、SNSにアップするようになりました。
こうして気付いたことは、親しい中では自分の字の下手さも、一度見せてしまえばあまり気にならないことと、相手から手書きのメモをもらうと、結構うれしいことです。

前の書込み「画像のコピー/貼り付け」で他のアプリケーションから画像を受け取り、メモに貼り付けることができることをお話しましたが、製品版では逆にほたるメモから他のアプリケーションにメモを送ることができます。
たとえは、メールソフトに送って添付データとしたり、ウェブアルバムソフトに送って作成したメモをWEB経由で仲間と共有したりできます。
送るデータは画像データでPNG形式またはJPEG形式となります。どちらにするかは設定画面で指定します。

私はメモに写真を貼り付け、メッセージを手書きで追記してFacebookに上げたりしています。
貼り付ける段階で画像は縮小されるので、ファイルサイズを気にする必要はありません。

このようにコミュニケーションの媒体として手書きメモを利用するのも、いいのではないでしょうか。
«Prev || 1 | 2 | 3 || Next»