ノイズフィルターの設置

投稿 2024/09/06 | アマチュア無線 | hotall

あらゆる電子機器から電波は出ています。
これまでは気にもしていませんでしたが、無線機を使うようになって、如何にノイズが多いのか、実感させられます。

もし、電波が聞こえるなら、この騒がしさに、日常的に悩まされていることでしょう。

実際、無線機にはスキャン機能がありますが、キャッチするのはノイズばかりで、屋内ではこの機能をほとんど使わなくなりました。


一体どの機器からノイズが出ているのか、機器の電源を入り切りして調べてみると、特に、パソコンから強い電波を出していることがわかりました。

部屋にはサーバーが常時稼働していますし、運用する際は、ログソフトをデスクトップパソコンで動かしています。どうにか、これらの機器を止めずに、ノイズを減らせないかと思ったのです。

電源ケーブルや信号ケーブルには、手あたり次第にフェライトコア(通称パッチンコア)を嵌めましたが、思ったほど効果はありません。
信号ケーブルを抜き差ししてみると、どうも一番のノイズは電源コードから発しているようです。

そこで、電源コードにノイズフィルターを取り付けることにしました。

この文書は個人的なものであり、内容について一切の責任を負いかねます。



ノイズフィルターは既成品を使い、ケーブルと本体の間に繋ぎます。

ちょうど、インレットプラグタイプのノイズフィルターが見つかったので、これを使用することにしました。この製品は機器の電源端子として組み込むものですが、これに電源ソケットを付けることで、本体や付属の電源コードを加工することなく繋げられます。

ノイズフィルターを収めるケースを3Dプリンターで作成します。
ネジ穴はM3のタップを切ります。

既成の電源コードを切断し、ソケット側を使用します。

ケースにコードを通し、電源フィルターにはんだ付けします。
抜け防止に、コードはタイラップで縛ります。

フィルターをケースにM3皿ネジで固定します。

PC用とディスプレイ用を作成しました。

PCに設置。

ディスプレイに設置。
結果は・・・。
ノイズはなくなりはしませんが、レベルはかなり下がりました。

ノイズ対策は難しい。



下表は今回設計・使用した部品の一覧です。
3Dデータ(STLファイル)もアップしましたので、個人的な利用の範囲で、自由にお使いください。
項目数量入手
フィルターケース本体1ダウンロード
ノイズフィルター
TDK-Lambda RPE-2010
TDK-Lambda RPE-2003
1ネット
電源コード
ソケット側3P/アース付き
1ネット
皿ネジ・ナット・ワッシャ
M3x12mm
2ホームセンター

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