Raspberry PiでPBXとFAXの構築 - ソフトウェアモデムのセットアップ

投稿 2024/06/18 | パソコン | hotall




FAXサーバーソフトは通信インターフェースとしてアナログモデムを想定しています。
Asterisk(PBX)にとって、FAXサーバーは子機の位置づけになりますので、Asteriskがサポートする子機とのプロトコルを、アナログモデムのプロトコルに変換する必要があります。

IAXmodemはこの目的で作られたソフトウェアモデムです。AsteriskからはIAXインターフェースの子機として見え、FAXサーバーからはアナログモデムに見えるアダプターソフトです。

この文書は個人的なものであり、内容について一切の責任を負いかねます。



IAXmodemのインストール

sudo apt-get install iaxmodem

IAXmodemのコンフィギュレーション

デバイス定義ファイルを新規に作成します。

ファイルパス : /etc/iaxmodem/ttyIAX

設定内容:

device          /dev/ttyIAX
owner uucp:uucp
mode 660
port 4570
refresh 300
server 127.0.0.1
peername iaxmodem
secret <接続認証用の任意のパスワード>
cidname <自局の任意の名前>
cidnumber <自局の電話番号>
codec ulaw

IAXmodemの起動(再起動)

sudo service iaxmodem restart

IAXmodemの起動確認

sudo service iaxmodem status
active (running)であれば起動しています。

/dev/上にデバイス"ttyIAX"が作成されていることを確認します。

IAXmodemの自動起動登録

sudo systemctl enable iaxmodem



■ 目次 ■
  1. 構成
  2. ひかり電話RV-230SEの設定
  3. OSのセットアップ
  4. LANアダプタの接続
  5. ユーティリティのセットアップ
  6. PBXのセットアップ
  7. ▶ソフトウェアモデムのセットアップ
  8. FAXのセットアップ
  9. 自動再起動
  10. ステータスLEDの接続
  11. ケースに収納・設置
  12. トラブルと対応

« PrevNext »

コメント

コメントはありません。

コメントする