小型アンプ(BOSE 1705II)のボリューム交換
適当に選んだピースが、偶然にうまくはまってしまうようなことがあります。
これを、ついていると云うのでしょうか。
前回、デスクトップオーディオのアンプをリフレッシュしましたが、クリーニングしたボリュームは、すぐにガリが起きてしまいました。
そもそも接点のカーボンが剥がれていたので、すぐに酸化してしまいます。
これは、部品を交換するしかありません。
この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。
古いアンプなので、交換部品を手に入れるの大変です。
刻印されているM字のロゴからすると、松下電気(現在のパナソニック)製のようです。
当然、パナソニックは、もうボリュームなどは作っていませんので、同じものは手に入りません。
ネットで色々調べましたが、同じ仕様のものを見つけることができませんでした。
仕方がないので、サイズと抵抗値が同等のアルプス電気のボリュームを駄目元で購入しました。ピン配置などは全く異なっているので、実装に苦労することは明白です。
型番RS6011Y-OC10-CO-PO-B503
移動幅が60mm 50kΩBカーブの部品です。
新しい部品(レバーが黒)を元の部品(レバーが銀)と比べてみます。
長さは同じです。
ネジ穴も同じです。
幅は若干広いですが、基板に収まりそうです。
レバーは幅と高さは大丈夫ですが、差込の深さが浅いです。
端子の配置は全く違います。
まず、レバーの差込の深さは、カッターで削り、元の部品に合わせます。
基板から古い部品を外します。
2回も外したので、オープンなランドの一部は剥がれてしまいました。
ピン配置がまったく違うので、基板に穴を開けるしかありません。
新しい部品のピン配置と基板のパターンを照らし合わせます。
当初は、最悪の場合、すべてのピン付近のパターンをカットして、被覆線でパターンをジャンパしたり、ピンからパターンへの結線をすることを考えていました。
しかし、実際には、可変抵抗を構成する3つのピンのうち、2つは結線すべきパターン上にあり、残り1つも既存のパターンと接触しない場所になっていました。
また、機能しないピンもありますが、これらは独立しており、パターンに接触しても問題ありません。
したがって、1つのピンの結線だけで対応できそうです。
穴の位置を記した紙を両面テープで基板に貼り付けます。
ドリルで1mmの穴を開けます。
穴を開けました。
開けた穴の周りのレジストを剥がします。
新しい部品を取付け、はんだ付けをします。
被覆線で必要な結線をします。
完成した基板です。
元通りに組込みます。
試聴してみると、当然ですが、ガリもなく、問題なく動作しました。
今回はついていました。
これを、ついていると云うのでしょうか。
前回、デスクトップオーディオのアンプをリフレッシュしましたが、クリーニングしたボリュームは、すぐにガリが起きてしまいました。
そもそも接点のカーボンが剥がれていたので、すぐに酸化してしまいます。
これは、部品を交換するしかありません。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。
古いアンプなので、交換部品を手に入れるの大変です。
刻印されているM字のロゴからすると、松下電気(現在のパナソニック)製のようです。
当然、パナソニックは、もうボリュームなどは作っていませんので、同じものは手に入りません。
ネットで色々調べましたが、同じ仕様のものを見つけることができませんでした。
仕方がないので、サイズと抵抗値が同等のアルプス電気のボリュームを駄目元で購入しました。ピン配置などは全く異なっているので、実装に苦労することは明白です。
型番RS6011Y-OC10-CO-PO-B503
移動幅が60mm 50kΩBカーブの部品です。
新しい部品(レバーが黒)を元の部品(レバーが銀)と比べてみます。
ネジ穴も同じです。
2回も外したので、オープンなランドの一部は剥がれてしまいました。
新しい部品のピン配置と基板のパターンを照らし合わせます。
当初は、最悪の場合、すべてのピン付近のパターンをカットして、被覆線でパターンをジャンパしたり、ピンからパターンへの結線をすることを考えていました。
しかし、実際には、可変抵抗を構成する3つのピンのうち、2つは結線すべきパターン上にあり、残り1つも既存のパターンと接触しない場所になっていました。
また、機能しないピンもありますが、これらは独立しており、パターンに接触しても問題ありません。
したがって、1つのピンの結線だけで対応できそうです。
被覆線で必要な結線をします。
試聴してみると、当然ですが、ガリもなく、問題なく動作しました。
今回はついていました。