3Dプリンタ(RepRapPro Huxley)の組立-はじめ

投稿 土 8/ 3 15:31:42 2013 | デジタル工作機 | hotall

3Dプリンタが話題になり、新たな産業革命と騒がれています。
そのインパクトが社会に対し、どの様に影響するかは考えも及びませんが、製造技術を持たない者が、思い通りの造形物を作ることができるということは、少なくとも私のようなDIYを趣味とする者にとって、強力な道具を手に入れられるということには違いありません。

最近では個人でも購入できるものが出てきました。と云っても取り敢えず買ってみようかなという金額ではありません。
また、低価格のものは、造形物の精度が低く、適用範囲は限られるので、コストに見合うものかどうか疑問が残ります。

そのうち、どんどん価格は下がり、高精度になっていくでしょうから、しばらく様子をうかがうのが賢明でしょうが、私の中の興味の虫が騒ぎ、購入欲を抑えられそうにありません。
そこで、なるべく安いものを手に入れようと決心しました。

調べてみると、現在主流の熱溶解積層法プリンタには組立キットがあり、完成品より安く手に入ります。
組み立てる手間がありますが、DIYが趣味ですので、願ったり叶ったりです。

熱溶解積層法プリンタは、RepRapというプロジェクトで製作方法が公開されており、これを元にしたキットがあちこちで販売されています。
日本のメーカーからも販売されていて、サポートも良さそうですが、今回はなるべく安くすませるということで、本家のキット(RepRapPro Huxley)を購入しました。


この文書は個人的なものであり、この記述を参考に製作された場合の一切の責任を負いかねます。






注文すると2週間程で到着しました。




開封しました。




中身はこれだけあります。

ドキュメントがすべて英語なので苦労しそうですが、ゆっくり組み立てていこうと思います。

サウンドカード(玄人志向CMI8768-8CHPCIE)に前面パネルオーディオコネクタ(AC'97)を実装

投稿 木 7/ 4 12:31:07 2013 | パソコン | hotall

パソコンの周辺機器を廃棄する理由には、いくつかあります。
機器自体が壊れてしまい、修理できない場合、また、より良い製品に乗り換える場合もあります。
しかし、一番悔しいのは、メーカーが新しいOSのサポートを止めてしまった場合です。




私の持っているUSBオーディオアダプタ(ONKYO SE-U55GX)はWindows標準のデバイスドライバでは繋がらず、メーカーが提供するデバイスドライバが必要となります。

これまで、Windowsはデバイスドライバの構造が度々変更されました。
周辺機器メーカーは、これに合わせてデバイスドライバを作り直して、新しいOSに対応することになるのですが、古い機器のサポートを早々に止めてしまうことがあります。

確かに、購入当時のパンフレットには対象OSのバージョンが記載されているので、それ以降のOSに対応する義務はないのですが、半強制的にOSのバージョンアップを迫られるユーザーとしては、やるせない気持ちになります。

今回のUSBオーディオアダプタもWindows Vista以降のデバイスドライバが提供されず、インストールできても、プチプチノイズが入ってしまい、折角の高音質を謳う性能が台無しです。
それでも、今まで我慢して使い続けてきましたが、ついに買い替えを検討することにしました。

最近は、USBオーディオ機器も増え、選ぶのにも苦労するほどですが、良いものは高価で手が出ません。かと言って中途半端なものも買う気になれず、考えあぐねていたところ、問題のUSBオーディオアダプタに光デジタル入力があることを思い出しました。

それならば、パソコンに光デジタル出力付のサウンドカードを追加して接続すれば、安価で、しかも古い機器が活用できるのでエコでもあります。
幸い安価なサウンドボードが見つかり、早速ぽちっと購入しました。




玄人志向のCMI8768-8CHPCIEです。
このカードはアナログ出力の性能としては未知数ですが、今回の主目的である光デジタル出力を持っている点で、要求を満たしています。

ただ、たまにパソコン前面にイヤホンを繋ぐことがあるのですが、このカードには前面パネルオーディオコネクタがありません。
これでは前面パネルにイヤホンを挿す度に、パソコン画面でサウンド出力をいちいち切り替えなくてはなりません。

この点について半ば諦めていたところ、このボードは光出力とアナログ出力が同時に出せることが分かりました。
そこで、このアナログ出力を前面パネルで使えるようにAC'97コネクタを実装することにしたのです。

この文書は個人的なものであり、読者による改造を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる改造はメーカーの保証・修理が受けられなくなります。







オスのピンヘッダーを用意します。




5列X2本にカットします。
2本目の4番目のピン(コネクタ上の8番ピン)をカットします。




土台となるユニバーサル基板を用意します。
ネジ穴があると便利です。




基板を適当な大きさにカットします。




ピンヘッダーを基板に取り付けます。




ピンヘッダーにコードを半田付けします。
今回使用するピンは、1(Mic),2(GND),3(MicBias),5(OutR),9(OutL)です。




サウンドカードに基板を取り付けます。
今回は、もともとあったねじを利用しました。




サウンドカードに配線します。
背面のLineOutジャック端子に配線しました。

今回は背面のアナログジャックは使用しないので、パターンカットなどはせず、背面コネクタの未挿入時接続端子(NC端子)に接続しました。

したがって、背面ジャックにプラグを挿入すると、前面パネルへの信号は切断されます。




サウンドカードを挿入し、前面パネルオーディオケーブルを接続します。




サウンドカードに同梱されていたCD-ROMからドライバをインストールします。
再生デバイス一覧に追加されたC-Mediaデジタル出力を規定のデバイスに設定します。




PCI 3D Audio ConfigurationでS/PDIF出力を有効にします。

サウンドのテストをして、無事、光デジタル経由で音が出ることを確認しました。
前面のイヤホン端子にイヤホンを繋ぎ、音が出ることも確認しました。
マイク端子については、普段使わないので、テストはしていません。

今回は思った以上に安価に解決できて満足しています。
何より、古い機器を再活用できたことが良かったです。



■今回使用したもの

ペンダントライト(MITSUBISHI XP0401KE)のスイッチ故障

投稿 月 6/10 11:26:26 2013 | リビング | hotall

涓滴岩を穿つという言葉があります。
努力を続けることで、困難な問題も解決できるという意味ですが、
その例えとなった、水滴のような弱い力でも、長い時間を重ねると、固い岩も穴を開けてしまう意味で、今回の故障は、まさにそのような原因で起きました。


この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。







これが問題のペンダントライトです。
真ん中にボール球、奥に2本のサークライトがあり、切り替えて点灯できます。
もともとアクリル樹脂の笠があったのですが、割れてしまい、和紙で自作しました。

このライトがスイッチを操作してもサークライトが点灯しなくなりました。




下のカバーを外します。




電球を外します。




スイッチのひもを外します。




本体のカバーを外します。ソケットとスイッチ、そして2つのインバータ回路基板があります。




スイッチを固定しているねじを外し、様子を見てみます。
さびとすすで汚れています。
取り敢えず、接点をきれいにしてみます。




接点復活剤を使用します。




接点復活剤を吹きかけます。




綿棒で汚れをとります。
試しに、組み立てて、点灯してみました。
やはり弱電機器ではないので、この程度では直らないですね。
スイッチを詳しく調べてみます。




スイッチを取り外しました。
ネジ類はなく、軸をかしめてあるだけです。




軸のかしめを外します。




ばらばらになりました。
先ほどの接点復活剤で濡れています。




本体のきれいにして観察してみると、三つある接点のうちサークライトの接点が完全に無くなっています。
接点の金属は固く、接触部分もそんなに強い力が掛かっているとは思えないのですが、長年、カチカチとひもを引くたびに、接点の接触による摩耗が繰り返され、このように破損してしまうのですね。




接点を取り外しました。
端子部分だけになっています。




使えそうな部品を探すと、以前、照明器具から外したソケットが見つかりました。
ここから接点として使えそうな部品を移植します。




このソケットの真ん中の接点が使えそうです。




分解すると、このような部品が取れました。
真ん中の金属部品を使います。




ペンチで整形します。




新しく作った接点をはめます。
ぴったりとはまるまで、整形してははめるを繰り返します。
虫歯の治療に似てますね。




スイッチを元通りに組み立てます。




スイッチを配線し、本体に取り付けます。
全体を組み立てて、完了です。
結果、無事、直りました。
少し不安なのが、今回直した接点以外に摩耗している接点もあったので、そのうち同じように故障するかもしれないということですね。

ステレオイヤホン(BOSE-IE)の断線

投稿 月 6/10 10:05:41 2013 | オーディオ・ビジュアル | hotall

妻が、ステレオイヤホンが断線したと云ってきました。
以前、ACアダプタの断線の修理をブログに載せたことを話すと、私と同様、DIY好きの妻が興味を示したので、一緒に直してみることにしました。


この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。







これが断線したイヤホンです。プラグのブッシュが切れています。実際、この辺りを曲げると、音が途切れます。




断線している辺りで、ケーブルを切断します。




外皮を剥きます。




中は3本のリッツ線です。




プラグ側の導線を引っ張ってみます。
数本が抜けました。こちら側で断線しています。




抜けた導線の長さから、断線箇所を特定し、その先でカットします。




プラグ側の線が短くなってしまったので、ブッシュを切り開きます。




外皮を剥いて、3本それぞれを束ねます。




作業しやすいように、テープでブッシュを押えます。




リッツ線はエナメル線を捩ったものなので、焼いてエナメルを剥がします。
ペンチで線をつまみ、剥がす箇所だけ出しておきます。
マッチでエナメルを焼きます。




焼いた箇所は黒く焦げます。




ティッシュで焦げを取り去ります。




予備半田をします。




3本とも予備半田をします。




ケーブル側も、被覆を剥がし、予備半田をします。




各導線と、外側の被覆に、ヒシチューブを挿しておきます。




コネクタ側の導線とケーブル側の導線を半田付けし、ヒシチューブを被せます。




半田ごてでヒシチューブを収縮させます。




3本の導線すべて接続し、ヒシチューブを被せます。




外側のヒシチューブを被せます。




プラグの付け根まで被せます。




半田ごてで、ヒシチューブを収縮させます。




こんな感じになりました。
このままでは、相変わらず、プラグの付け根が弱いままです。




プラグとケーブルをテープで補強します。
今回は接着剤が溶けてベトベトしない自己融着テープを使用しました。




更に、テープを巻いて、補強します。




こんな感じになりました。

ACアダプタに比べ、線が細いこと、リッツ線のエナメルを剥がすのが面倒なことで、難易度は結構高いですね。

今回は二人で修理しました。
たまには夫婦での共同作業も大切です。夫婦仲が断線しないためにも。(^^)


Windows8がアイドル時にCPUが高負荷状態

投稿 金 4/19 12:22:14 2013 | パソコン | hotall

タダで貰えると得した気分になります。
展示会などへ行くと、アンケートに答えて、ボールペンなどの景品が貰えます。
かつては景品目当てにブースを廻ったりしましたが、結局後に残ったのは使わないボールペンとスパムメールの山でした。
さすがに最近では、こうした景品は極力貰わないようにしています。
必要でないものは、貰うリスクの方が大きいようです。




我が家のホームサーバーをWindows8にしてから、平常時でもケースファンがうるさくなった事に最近気が付きました。
このケースファンはCPUヒートシンクの温度に連動しているので、CPUの発熱が多くなったようです。
逆に何か操作をすると、ファンが静かになります。

これは、ひょっとしてマルウェアに感染して、アイドル状態になると悪さをしているのではと、ちょっと不安になり、調べてみることにしました。

この文書は個人的なものであり、内容について一切の責任を負いかねます。



まず、問題の現象になるのを待って、パソコンの状態を見てみます。
ハードディスクアクセスランプや通信アクセスランプは点灯していません。したがってデータ操作や抜き取りを行うようなマルウェアではなさそうです。

現象が起きるのは、無操作状態で画面がブラックアウトした後です。
厄介なのは、その時点で調査をする為に何か操作をすると現象がなくなってしまうことです。

怪しいプロセスにやまを張ってパフォーマンスモニタで記録することも考えましたが、その前に他の人が同じ問題を報告していないか、ネットを検索してみることにしました。

案の定、いくつかのページがヒットしました。
原因は千差万別で、大半はデバイスドライバ関連です。

そこで、デバイスマネージャでドライバの状態を調べてみました。
ところがエラーのドライバは見つからず、ドライバーのバージョンも最新の状態で、この線はなさそうです。

更に、ネット検索をすると、海外のサイトで、ロジクールマウスの付属ソフトであるSetPointが原因だったと報告されているのを見つけました。



問題のサーバーもマウスはロジクールで、以前このソフトをインストールした記憶があります。確認してみると、バージョン6.51のSetPointがインストールされていました。このバージョンは不具合が報告されているバージョンと一致しています。

早速、アンインストールしてみると、見事に問題の現象はなくなりました。
最新のバージョンでは問題が解決しているかもしれませんが、このパソコンはサーバー用途なので、マウスの機能をカスタマイズする必要もなく、云ってみれば不要なソフトです。バージョンアップせずにアンインストールで解決としました。

今回の問題は結局、何だか便利そうだという理由だけで付録ソフトを安易に入れたことが原因でした。
使わないソフトのインストールは、箪笥の肥やしどころか、百害あって一利なしですね。
«Prev || 1 | 2 | 3 |...| 12 | 13 | 14 |...| 17 | 18 | 19 || Next»