使っていなくても物は壊れます。
私が徒歩で帰宅した時、ふと長らく乗っていなかった私の車の下を見ると、地面にオイルが溜まっていました。
この車に乗り始めてから、オイル漏れは日常のトラブルとなり、動揺もなく「またか」の心境です。
この車は油圧でパワステ、ブレーキはもちろんのことサスペションも駆動しています。
したがって車のあちこちに油圧用の配管が巡って、その繋ぎ目からのオイル漏れは持病のように付きまといます。
車も10年を経過する頃から樹脂部品が次々と壊れ始めます。
14年目の私の車も、例に洩れずあちこちの樹脂部品が壊れて始めています。
今回のオイル漏れは前輪のサスペションから余ったオイルがタンクに戻ってくる配管の繋ぎ目で起きました。
この繋ぎ目は左右のサスペションからの配管が1つの配管に合流するところで、樹脂製の三又ジョイントになっています。
このジョイントが劣化して破損したのです。
そこで、このジョイントを取り換えることにしました。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。
三又ジョイントを取り寄せました。
私のXantiaには赤、青、緑の3種類のジョイントがあり、前輪のジョイントは緑だそうです。
まず、ジャッキアップします。
と言っても、この車は油圧で車高が上がるのでジャッキは必要ありません。
安全のため、馬をかけます。
車体の下にビニールシートをひき、ジョイントの下に新聞紙を被せた油受けの容器を置きます。
さて、車の下に潜り込みます。
いつもながら、あまりいい気持ではありません。
古いジョイントを外し、新しいジョイントをはめます。
かなり硬く、思ったように差し込めません。
そこで、写真にようにジョイントを熱湯で温めました。
無事新しい部品に交換できました。
馬を外し、車高を下げ、オイル漏れが無いか確認します。
オイル漏れはありませんが、ダッシュボードの警告灯が点灯します。
LHMオイルが少なくなっているようです。
車高をいっぱいに上げ、ゲージを確認します。
下に張り付いたままです。
かなりのオイルが漏れ出てしまったようです。
オイルを補充しました。
警告灯は消え、再度、オイル漏れが無いことを確認しました。
最近、故障も増えてきました。
そろそろ買い替え時かもしれません。
次回は故障の少ない車にしたほうが良いのかもしれませんね。