実家の母が高齢なるとともに、離れて暮らしている私も、どうしているのだろうかと気になるようになりました。
母の様子を確認するのに電話でもいいのですが、顔が見えほうが相手の様子がわかるので、実家にタブレットを置き、スカイプでビデオ通話ができるようにしようと考えました。
ユーザーによる改造はメーカーの保証・修理が受けられなくなります。
タブレットは安価なアンドロイド端末にして、クレードルでリビングに据え置きにします。
今回はASUS Nexus 7(2012) にしました。
このタブレットは前面カメラしかついていませんが、テレビ電話として使用するなら十分です。
このタブレットにスカイプをインストールします。
母は機械の操作ができないので、スカイプは自動応答モードにしました。
とろこが、いざ、使ってみると自動応答モードは黙って繋がるため、相手に気づかれません。これでは繋がっても母と会話ができません。
仕方がないので、呼出し音が鳴ってから繋がるようなアプリを作成することで対応しました。
テスト的に通話をしてみると、今度はタブレットの音声が小さいことが気になります。
調べてみると、このタブレットのスピーカーは背面の下部にあります。
一方、このクレードルの差込口がタブレットのスピーカー穴を覆ってしまっています。申し訳程度に差込口に設けられた隙間から音が出ている感じです。
そこで、クレードルを改造し、スピーカーからの音を前に出せるようにします。
クレードルの受け口は二重構造になっています。このどちらにも加工が必要です。
裏面です。ねじ穴がひとつだけ見えますが、ほかにも隠れているねじ穴があります。
両面テープで接着されているゴム足とシールを剥がします。すると隠れていたねじ穴が現れます。全部で6つあります。
ねじを外すと、カバーがが外れます。端子とコードと錘がありますが、中は空洞です。
タブレットのスピーカーが当たる部分に穴を空けます。
スピーカーから出た音はここから内部の空洞に入ります。
今度はクレードルの前面部分に穴を空けます。
内部に入った音がここから出るようにします。
元通りに組み立てます。
タブレットを刺して、音を鳴らしてみます。
音が前面に出るようになりました。
しかし、音がこもっています。
そこで、内部にウレタンを入れてみます。
多少音が小さくなってしまいましたが、こもりは解消されました。
これで快適にスカイプ通話ができるようになりました。
今回作成したアプリはフリーアプリとしてGoogle Playにアップしましたので、興味のある方はご利用ください。
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