Googleドキュメントでメモの共有

投稿 金 6/29 11:47:46 2012 | ほたるメモの裏技 | hotall

製品版のver1.4でフォルダの設定でGoogleドキュメント(Googleドライブ)上にメモを格納できるようになりました。
これにより、異なるAndroid機器(例えばスマートフォンとタブレット)で同じメモを見ることができます。
例えば、自宅のタブレットで作成したToDoメモを外出先でスマートフォンから確認できるようになります。

そうなると、更に進めて、異なるユーザーで同じフォルダ上のメモを共有して、コミュニケーションツールとして利用したくなるかもしれません。
ログイン情報さえ入力すれば、どのユーザーのGoogleドキュメント上のメモも閲覧できるのですが、ログイン情報を他のユーザーの機器にに入力するのは、セキュリティ上あまり良い方法ではありません。

そこで、Googleドキュメントのフォルダ共有機能を利用して、他のユーザーとフォルダ内のメモを共有する方法を説明します。

  1. まず、あるユーザー(以降「所有者」と呼びます)のGoogleドキュメント上にに共有するフォルダを作成します。作成はほたるメモの「フォルダの追加」で行います。
    Googleドキュメントのフォルダには「ほたるメモ」上のフォルダ名とは独立した名前が付きます。デフォルトではほたるメモ上のキャビネット名とフォルダ名を連結した名前が付きますが、ユーザーが自由に命名できます。
    下記の例では「共有フォルダ」という名前を付けています。(⑥-2)
    この名前は共有先のユーザーが共有フォルダを作成する際、指定する名前ですので、控えておいてください。




  2. 次に所有者がパソコンのブラウザでGoogleドキュメント(Googleドライブ)にアクセスし、作成したフォルダに共有設定をします。

    Googleドライブの表示サーバー上のフォルダ選択共有の設定共有先の指定


  3. すると共有先のユーザーが、パソコンのブラウザで自身のGoogleドキュメントにアクセスすると、共有されたフォルダが見えます。そこで、このフォルダを「HotAllMemo」フォルダの直下に移動します。

    但し「HotAllMemo」フォルダは「ほたるメモ」で当該ユーザーのグーグルドキュメントフォルダの定義を最初に行った際に自動的に作成されますが、見つからない場合は手動で作成してください。

    共有フォルダの移動


  4. 共有先のユーザーがほたるメモを使ってGoogleドキュメントフォルダを作成します。この時、上記で控えておいたGoogleドキュメント上の名前(この例では「共有フォルダ」)を指定します。

    フォルダの追加タイトルの入力アイコンの選択格納場所とユーザーIDの指定ログインパスワードの入力共有フォルダの選択



これで両者で同じフォルダを閲覧、操作できるようになりました。
一方のユーザーがメモを追加すれば、他方のユーザーのフォルダ画面にもこれが追加されますし、変更や削除、コピーや移動も反映されます。
同じ要領で他のユーザーも共有できますので、多人数での共有も可能です。
昔、駅前にあった黒板の掲示板のような使い方もできますし、冷蔵庫に貼り付けられたメッセージボードのような使い方もあると思います。アイデア次第でさらに便利な使い方もあるかもしれません。
まだまだ、実装したばかりで、私もどのような使い方があるのかわかりません。もし必要な機能がございましたら、お教えいただければ幸いです。

ズームと描画入力

投稿 火 12/27 18:07:33 2011 | ほたるメモとは | hotall


最近、私はメールチェックやブラウジングにスマートフォンやタブレットを使うことが多くなりました。
タッチパネルに慣れてしまうと、ノートパソコンでも、つい画面にタッチしてしまい、その間抜けな姿に苦笑してしまいます。画面にタッチする操作がすっかり身についてしまいました。

ほたるメモの編集画面では、タッチとドラッグ操作が描画入力であるため、ピンチ操作を組み込むには操作面と実装面で複雑になってしまいます。そうしたことから、当初は直接編集モードではピンチ操作に対応していませんでした。

ところが、実際に使っていると、そのことを忘れてしまい、ついピンチ操作をしてしまいます。
あるユーザー様からも直接編集モードでズームができないかとの要望を頂きました。

今回の1.3.5のバージョンアップで、直接編集モードでもピンチ操作を可能にしました。ある程度の実用レベルであると思いますが、同時に二指タッチする必要があり、少々慣れが必要になります。まだ改善の余地がある段階だと認識しており、現在、対策方法を検討中です。
従来のマウスとキーボードによるインタフェースには無い難しさを思い知らされます。

製作物への愛着

投稿 月 9/26 17:15:48 2011 | ひとりごと | hotall


私が幼い頃、多くの少年がしたように、泥団子に夢中になったことがあります。
どろを丸め、ひたすら磨きます。ざらついた砂の塊が、次第にブロンズのように光ってきます。何の価値もない泥が、宝物のように思えてくるのです。
私は泥団子を大切に箱に入れ、時間を見つけては磨いていました。
時には力をかけ過ぎて、折角の作品を崩してしまうこともありましたが、手をかければかけるほど、成果が見えるこの作業に夢中になりました。
こうした地道な作業は、ソフトウェア開発に通じるものがあります。

私は自分の作るソフトに対して対して、愛着を持つことが大切であると思っています。
ソフトウェアはどこまでブラッシュアップしても終わりはありません。
より良いものを作るには、辛抱強く向き合う必要があります。
常にそのことを考え、改善していかなくてはなりません。
時には、難しい問題に行き詰り、作り直しを余儀なくさせることもありますが、手を掛けただけ完成度が上がっていきます。

ソフト開発とは、本来、泥団子のように、もっと楽しく熱中できる仕事のはずです。しかしながらが、見積もりの難しさと要求される納期の厳しさが、どうしても自分の理想に対し妥協を強います。どんなに思いを込めて作成しても、納期を守れなければ、仕事として失敗となるからです。

ソフトウェア産業が誕生してから、ソフトウェア工学という名の下で、様々な開発手法が次々と発明されてきました。その度により効率的にソフトウェアが作れるようになると期待させられますが、その思いは空しく、開発現場での苦労は一向に改善されません。
もともと、ソフトウェアはハードウェア製品のように工業化ができないとの意見もあります。
確かにソフトウェアは他の工業製品とはまったく違って見えます。常に多様で複雑な応用分野の要求に、未知の最新技術で作成しなければなりません。何より開発開始時点では、完成物のイメージさえはっきりしないケースがほとんどです。
まるで不鮮明な宝の地図を渡された冒険家のように、リスキーで過酷な仕事と云えます。

われわれソフトウェア技術者は、画期的な開発技術が発明されるか、再び職人芸が認められる社会が訪れない限り、この苦しみから解放されないのかもしれません。
もうしばらくは、製作物への思いだけを原動力に、刻々と変化する技術の海原を、未踏の目的地に向かって、自分と顧客の納得を両立させながら、約束の時間までに到達するという、難しい舵取りをしなければならないようです。

物への愛着

投稿 木 9/22 15:47:39 2011 | ひとりごと | hotall

最近、長く使っていたノートパソコンが壊れてしまいました。
10年ほど前に購入したThinkpad X30という機種です。
直せるところは直し、増強できるものは増強して使い続けてきましたが、この夏の暑さで、完全に壊れてしまいました。

パソコンはバッテリーなどの消耗部品やハードディスクなどの機械的な部品を除いては、通常の電子機器なので、10年くらいは使えるはずです。しかし、技術の進歩が激しいため、4、5年もたてば陳腐化し、本来の寿命を待たずに買い換えることになります。
その意味では、このノートパソコンは天寿を全うしたと云えます。

私は、一つの物を長く使い続けます。それは、物に対する愛着が強いからかもしれません。
ソフトウェアという目に見えない情報と呼ばれるものを相手に仕事をしているせいか、現実に存在する物への憧れと執着があります。
実際、X30の前に使っていた535も長く使い続け、ずっと捨てられずにいました。

また、道具というのは、使い続けれと手に馴染むようになります。
道具が人に合わせて変化する訳ではないので、自分自身が道具に慣れていくのでしょう。
そして体が道具の特性を憶え、意識せずに自分の手足のように使えるようになれば、心地よさを感じることができます。
ですから、慣れ親しんだ道具というのは、なかなか手放せなくなります。

今回壊れたパソコンについても愛着がありましたが、これ以上の修理は諦め、処分することにしました。割り切ったといえ、リサイクルに出すときは、さすがに寂しさを感じました。

一時期、断捨離という言葉が流行りました。
人はものを所有することで満足感を得ることができますが、逆に所有することで、ものに縛られます。
私は宗教的、哲学的な思想を理解している訳ではありませんが、この頃、ものを増やすことより、身軽になることが大事だと考えはじめています。年をとって気力が衰えはじめたからでしょうか、物に気を配る心のポケットが小さくなったように感じています。

近々、引っ越しを考えています。これを機会に物を減らし、心も軽くして、もっと新しいことや、大事なことに目を向けていこうと思います。



伝言メモ

投稿 水 7/13 15:40:32 2011 | ほたるメモの応用 | hotall

パソコンや携帯がインターネットに繋がり、いつでもどこでもメールが送ることができるようになった現在、はがきや手紙を使う機会がめっきり減りました。

携帯メールは、どこからでも送ることができ、相手がどこにいても届きます。電話ほど相手の時間を束縛することもなく、送るほうも手間無く気軽に送ることができます。インターネットの便利さを感じさせてくれます。
しかし、その反面、テキスト文字は無味な感じがするのも事実です。絵文字文化が発達するのも、それを補う為ではないでしょうか。

紙のメモは自分のために書き残しておく為に使うことが多いですが、他の人に手渡しして、こちらの用件を伝えることにも使用します。
ほたるメモは共有操作で他のアプリケーションを通じて、メールで送付したり、WEB上にアップしたりして、他の人に渡すことができます。

更にほたるメモの伝言メモでは、写真や絵を貼り付けられます。
例えば、待ち合わせ場所のホームページから地図の画像を保存して、これを貼り付けたり、写真を撮ってこれを貼り付け、印や注釈をつけたりすれば、相手に伝わりやすいのではないでしょうか。
また、絵葉書のように、旅先の写真を貼り付け、手書きのメッセージを添えれば、こちらの雰囲気を伝えられるのではないでしょか。

テキストメッセージには無い、画像データならではの使い方で相手にメッセージを伝えることができると思います。
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