扇風機(National F-R255E)の異音の修理

投稿 2012年09月10日 | リビング | hotall

最近の扇風機は安くなりました。2、3千円も出せば買うことができます。
20年ほど前、私が前の会社に入った頃、寮に持ち込んだ小型の扇風機はその三倍以上の価格がしました。
この扇風機は小型で静か、リズム機能付きが気に入っていましたが、近頃、強風にすると異音がするようになりました。
買い替えも考えましたが、これに代わるものが見当たらず、修理することにしました。


この文書は個人的なものであり、読者による修理・改造を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる改造はメーカーの保証・修理が受けられなくなります。







これが、その扇風機です。
このサイズで静かな扇風機はなかなかありません。




羽根とカバーを取り外します。




首ふりのぽっちりを外します。
中にドライバーを突っ込み、内部の爪を広げながら引っ張ります。




モーターカバーを外します。




モーターを分解します。




ローターです。
シャフトの固定リングが劣化しています。




固定リングを拡大してみました。
樹脂の一部が剥げています。




剥げた樹脂の代わりとしてトランジスタと放熱版との絶縁に使うマイカ板を使用します。
耐熱性があり、摩擦に強く、表面がなめらかなので適しています。




丸やすりで穴を広げます。




はさみで整形します。




固定リングの上に整形したマイカ板をかぶせます。




各所にグリスを塗ります。




モータを組み立てます。




羽根カバーもぐらついていたので、接触面にビニールテーブをかぶせます。


すべて組み立てて、効果を確かめてみました。
回転がスムーズになり、音も少し静かになりましたが、まだ、直っていません。
いろいろ、調べてみると、シャフトの遊びが多くなっている為だとわかりました。
長年の使用で摩耗したのでしょうか。
そこで、シャフトを押さえる板を取り付けることにしました。



素材として強度があって、しなりがあるものを探し、ジャムの蓋にしました。




適当な大きさに切り、加工します。




たまたまモーターにあったビスで固定します。
接触部分にはたっぷりグリスを塗ります。
これで、遊びが少なくなり、板のしなりで適度に振動を抑えてくれます。
[補足]
後日、ねじの緩み防止と振動防止のため、本体、板、ビスの間にゴムシートを挟みました。


再度組み立てて、効果を確認しました。
異音はなくなりました。
この修理方法が良いのかわかりませんが、これでまた、お気に入りの扇風機はしばらく使えます。
最近の電化製品は安くて、そこそこ性能はいいのですが、何かとがったものがなく、また耐久性もいまいちなので、なかなか愛着が持てません。
今のメーカーにはかつての日本製家電のように、長く使えるいいものを作って欲しいと思う今日この頃です。

[追記]
結局、この押さえ板による修理は強度に問題があり、別の方法で修理することになりました。
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コメント

投稿 扇風機マニア | 2012年10月12日 | 00時58分52秒

母の実家にも、上の写真の扇風機と同じ扇風機があった
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投稿 hotall | 2012年10月16日 | 09時46分03秒

20年以上前の製品です。この扇風機が作られた頃に生まれた人が成人になってるような代物です。ただ回るだけのシンプルな構造だからでしょうか、家電製品でこんなに使い続けられるものは他にはないかもしれませんね。
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投稿 京都の老人 | 2014年10月21日 | 16時41分59秒

誰か教えて下さい。このモデルを現在も愛用しておりますが
分解する際の手順で、羽根をはずすには?
センタ-に穴があいてますが、ネジはありません、どうしてはずせば良いか教えて。
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投稿 hotall | 2014年10月21日 | 22時17分04秒

この羽根は単に差し込んであるだけです。
私は、毎年シーズンが終わると分解して収納しておりますが、結構力を入れないと抜けません。

長期間、挿したままにしたことにより、固着してしまった可能性があります。

自動車部品の固着などはCRC556を吹き付けて、半日置くと抜けやすくなるので、同様の方法が使えるかもしれません。
ただ、CRC556はグリスも溶かしてしまいますので、モーター側には吹き付けない方が良いようです。

あまり、参考にならないかもしれませんが、取り敢えず思い付いたままを述べさせていただきました。
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