アンテナケーブルの引き込み

投稿 2024/08/25 | アマチュア無線 | hotall

ヘンテナをベランダに立てたのは良いのですが、通信の度にケーブルを引っ張ってくるのは現実的ではありません。
いつでも、机の上で運用できる環境がベストです。

それにはまず、アンテナケーブルを屋内に引き込む必要があります。
フラットケーブルで窓から引き込む方法も考えましたが、使っていないエアコンダクトがあったので、これを利用することにしました。

外側と内側のエアコンダクトキャップにコネクタを取付け、両者を繋ぎます。
今ついているエアコンダクトキャップは原状回復できるように、そのまま保管し、3Dプリンタで新たにキャップを作ります。

3DCADで設計し、3Dプリンタで出力します。

出力した外側と内側のキャップと両者に付けるコネクタとケーブル、キャップを固定する角材、その他ネジ類を用意します。

キャップのネジ穴はM3タップを切ります。
M3ネジでキャップにコネクタを取り付けます。

固定用の角材にM4タップを切ります。
(当初、M3ネジを想定していましたが、角材には、既に、これより大きな穴が開けられていたので、M4にサイズアップしました。)

片方のキャップに固定用の角材を嵌めます。

外側のキャップを取り付けます。
隙間を防水粘土で塞ぎます。

内側のキャップを取り付けます。
双方に角材を嵌め、M4ネジで固定します。

机に取り付ける端子台を作成します。
3Dプリンタでボックスを作成し、延長ケーブルコネクタを取り付けます。
ネジ穴はM3タップを切ります。

机にはクランプで固定します。

端子台を組み立てます。

机に固定します。
あとは、ケーブルを這わせるだけです。

実は、購入した8Dケーブルは太さが10mm以上もあり、市販の3号モールでも、ちゃんと収まりません。
仕方ないので、直線部分の目立つところだけ、モールを配置し、ケーブルを無理やり押し込めました。

5Dケーブルにすれば良かったかな。


箱庭シャックの出来上がり。
これで机に向かって運用できます。

そうなると、ハンディ機ではちょっと物足りない感じですが。
いえ、初心者なら、まずはここからですね。



下表は今回設計・使用した部品の一覧です。
3Dデータ(STLファイル)をアップしましたので、個人的な利用の範囲で、自由にお使いください。
項目数量入手
エアコンキャップ
角材固定ネジ穴はM3->M4に変更要
1ダウンロード
端子台1ダウンロード
ポリエチレン角材
10x10x500mm
1ネット
N型レセプタクルコネクタ3ネット
N型ケーブルコネクタ・メス1ネット
テーブルクランプ1ネット
ネジ・ナット・ワッシャ
M3,M4
必要量ホームセンター

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