アルミサッシの鍵(クレセント錠)の故障

投稿 木 4/11 14:23:56 2013 | リビング | hotall

私の部品箱は増殖を続け、部屋の押し入れを占拠し始めています。
工作で余った部品や、廃棄した機器の付属品など、取り敢えずここに保管しておくのです。
しかし、ほとんどは日の目を見ることがありません。
自分が子供だった頃、おもちゃ箱を整理できなかったことを今では不合理と理解できるようになりましたが、押し入れの部品箱を見る限り、何も成長していないのだと気づかされます。
自分の中では、将来きっと必要になるのだという大義名分があるのですが、客観的に見れば子供のおもちゃ箱と何ら変わりがありませんね。




我が家のベランダの窓は、古いアルミサッシです。
最近、この窓の鍵がガタガタと緩くなってしまいました。
中の何かが折れたか、外れたようです。
この鍵は2本のネジで取り付けらており、簡単に外せそうです。
例の修理癖が目を覚まし、中がどうなっているのかの興味が抑えられず、気が付けばドライバーを手にしていました。

この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。







外してみました。
中は、意外に単純です。
ばねがあるだけです。
しかし、このばねがぶらぶらしており、ばねの破片らしきものもあります。




ばねを取り外してみました。
やはりばねが折れています。




たまたま、昔、別の目的で買ったばねが転がっていました。
東急ハンズで買ったものです。
今回折れてしまったばねより小さいものですが、何とか使えそうです。




元のばねの形状に合わせて、折り曲げます。




ばねを鍵にはめます。
ロックを回して、動作を確かめてみました。
元のばねより細い分、動きが多少軽くなっていますが、機能的にはまったく問題ありません。
昔買ったばねも、意外なところで役に立ちました。
こんなことがあるので、余分な部品も捨てられないのですね。
まだまだ部品箱は整理できそうにありません。

石油ファンヒーター(MITSUBISHI:KD-C302)の分解掃除

投稿 木 2/14 10:11:13 2013 | リビング | hotall

灯油の値段が上がり、石油ファンヒーターの経済的メリットも少なくなりました。
しかし、工事も必要なく、持ち運びができる強力な暖房器具として、まだまだ利用価値はあります。
我が家には、2台の石油ファンヒーターがあり、現役で活躍しています。
しかしながら、これらの機器もだいぶ古くなり、最近では警告灯が点いたり、消火時の匂いがきつくなったりと調子が悪くなってきました。
そこで、分解掃除することにしました。


この文書は個人的なものであり、読者による分解を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる暖房器具の分解・メンテナンは機器の故障を引き起こし火災の原因になることがあります。自身で責任を負えない方は真似をしないでください。







これが、今回の石油ファンヒーターです。




全面パネル、上面パネル、吹き出しグリルと外していきます。
制御基板から燃焼室上部の温度ヒューズのケーブル(赤)と操作パネルのフィルムケーブルを外し、
制御基板を固定しているパネルごと外します。




本体カバーが外れないと思ったら前面下でかしめてありました。
これを曲げて外します。




本体カバーを外すとバーナー部分が見えました。
全体が白く汚れています。




バーナーをさらに分解します。
内部は赤く汚れています。




分解したパーツをワイヤーブラシとナイロンブラシできれいにします。




燃焼センサーと点火電極をワイヤーブラシできれいにします。




燃料ポンプを取り外し、フィルターの掃除をします。
全体を覆っている白い多孔質樹脂製のフィルタは劣化している為か、外れやすくなっていました。ポンプを引き抜くときタンクの中に落っこちてしまい、苦労してピンセットで取り出しました。




先端の網状のフィルタと全体を覆っていた樹脂フィルタを歯ブラシできれいにします。




灯油タンクの受け口を取り外し、中のフィルタを掃除します。
かなり汚れています。




ブラシできれいにします。




掃除機で全体の埃を取り除き、元通りに組み上げて完了です。

点火してみると、以前は炎の一部がオレンジ色だったのが、きれいな青色になり、ポンプあたりの音が静かになりました。
消火時の匂いも少なくなり、明らかに状態がよくなりました。
火を扱う機器なので、分解組立には神経を使いますが、たまには分解掃除をして長く使ってあげたいと思います。

腕時計(Landmaster summiter)の電池交換(2)

投稿 日 11/11 15:33:58 2012 | リビング | hotall

教訓:注意書きは必要だから、そこに書いてあるのです。


腕時計の電池を交換してから気圧計がまったく動いていないことに気が付きました。
ボタンB(左上)やボタンC(右上)を押しても、針は微動だにしません。
システムリセットをしても直りません。




そういえば、裏蓋を外した時に何か注意書きが書いてあるのを思い出しました。
ブログのために撮影した写真で確認すると、電池交換後に端子をショートするように書いてあります。
そこで、これを試してみることにしました。

この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。







ショートするのに必要な電線を用意します。
単線で細いものが必要です。私はラッピング線を使用しました。




注意書きにはACと(+)をショートするように書かれてあります。
小さな字でACと矢印が刻印されているのを見つけました。その方向に小さな金色の端子があります。




まず、AC端子に電線の一方を接触させ、次に電池の(+)にもう一方を接触させます。
これで、完了です。
最初に行った時は、直りませんでしたが、電池を入れなおしてから、再度行うと直りました。
電池をはめてから何か操作をすると効かないようです。




折角分解したので、パッキンにオーディオ用のピンチローラ(ゴム)クリーナーを塗っておきました。




組立後、システムリセットをします。
リューズを2段上げてBとCのボタンを同時に押します。
リューズをもとに戻します。

今回は気圧計の調整もしました。



リューズを1段上げてBボタンを長押しします。




リューズを2段上げてCボタンで気圧計の短針を0に合わせます。




Bボタンで気圧計の長針を0に合わせます。
リューズをもとに戻します。

時刻を合わせます。



秒針が0になるタイミングでリューズを2段引上げ、近々の0秒に時分を合わせます。




Aボタン(左下)でアラーム小時計を設定した時刻時計に合わせます。




基準となる時計を見ながら、設定した時刻になった時、リューズを元に戻します。

今回は一瞬、壊れたのではないかとひやっとしましたが、いい勉強になりました。

腕時計(Landmaster summiter)の電池交換

投稿 木 11/ 8 16:44:08 2012 | リビング | hotall

ある朝寝坊をした日のこと、慌ただしく着替えを済ませ、腕時計をはめて、バスの時刻を確認。
「大丈夫、まだ時間がある。」
ちょっと余裕ができたので、しばらく他の用事を済ませた後、部屋の置時計を見ると、発車時刻を過ぎていす。
慌てて腕時計をもう一度見ると、何時間も前に止まっていることに愕然としました。
最初に時間を確認したときは長針しか見ていなかったようです。

腕時計が電池式になってから、1年以上は止まる事を気にすることなく、安心して時刻が確認できるようになりました。
便利になりましたが、電池切れは忘れた頃にやってきます。
機械式の場合は、頻繁にねじを巻く必要があるため、毎朝、まず止まっていないことを確認します。したがって、止まっている時計の時刻を信じることはありません。

電池式で困った問題が、電池交換の手間と時間です。
機械式のようにねじを巻けばすぐに使えるという訳にはいきません。
今回の腕時計に関しては、いつもは販売店に持ち込み、メーカーで交換してもらうので、戻ってくるまで数週間かかります。

前回の交換では本体基盤の劣化などを指摘されていたので、今回はどうすべきかと悩みました。
そんな折、以前、天体望遠鏡のアイピースをクリーニングするため購入した工具があった事を思い出しました。
そこで、今回は自分で交換することにしました。

この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。







まず、ベルトの片方を外します。




作業台に固定します。
アイピースを固定したときは気が付かなかったのですが、押えのへこみは時計のリューズのためにあったのですね。




オープナーを裏蓋のサイズに合わせます。




現在の裏蓋の位置を覚えておき、後で蓋をはめたとき、どのくらい閉めるのかの目安にします。
裏蓋は左に回します。




裏蓋が外れました。




電池抑えを固定しているねじを外します。
2本のうち片方をはずし、もう片方は緩めるだけにします。




電池を外すのに使用するピンセットの先にテープを巻いて絶縁します。




電池を外します。




新しい電池を用意します。




新しい電池をはめます。




ねじをはめます。




裏蓋と接するところを、綿棒とアルコールを使ってきれいにします。




裏蓋とパッキンもきれいにします。
後は、裏蓋を元通りにはめて完了です。




電池切れの腕時計がもうひとつあったので、ついでにこれも交換します。




この裏蓋ははめ込み式です。
本来は専用道具で開けるべきなのですが、ナイフを使用しました。
蓋には工具が入る場所があります。そこを探してナイフを入れ、「てこ」の原理でこじ開けます。




裏蓋が外れました。
先ほどと同様に、アルコールできれいにします。




新しい電池を用意します。




新しい電池をはめます。
裏蓋をはめて完了です。

自分で交換すると、気密性などに不安が残りますが、町のカメラ屋や鍵屋などに頼むよりもいいかなと思っています。

[追記]
この後、気圧計が動かないことが分かり、再度電池を入れなおすことになりました。

扇風機(National F-R255E)の異音の修理(2)

投稿 水 9/19 13:40:38 2012 | リビング | hotall

安易な対処療法は新たな問題を引き起こすことがあります。
先日、異音が出るようになった扇風機を直しましたが、1週間程で、また異音が出るようになってしまいました。
当初は、軸の遊びが原因だと思い、軸を押さえる板を取りつけましたが、この板が長時間の圧力で壊れてしまいました。
これでは、何度、押さえ板を取り換えても壊れてしまいます。
そこで、修理をやり直してみました。


この文書は個人的なものであり、読者による修理・改造を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる改造はメーカーの保証・修理が受けられなくなります。







もう一度、ローターのシャフトを調べてみます。
爪を当てて凹凸がないか調べます。
すると前方のシャフトの中間ぐらいに引っ掛かりがあるのが分かりました。
そこだけ摩耗しています。
前回は、押さえ板でシャフトを押していたため、結果的にこの摩耗個所がずれることになり、異音が直ったようです。
つまり、押さえ板でなくても、シャフトの位置をずらすことで解決できそうです。




シャフトにスペーサーを入れることにしました。
滑りが良くて、摩擦音がしない素材を探します。
たまたま、手元にあったカーテンランナーが使えそうです。




使う場所を切り取ります。




やすりで整形します。




シャフトにはめます。




グリスを塗り、組み立てます。




首がぐらぐらするので調べてみると、軸受が割れていました。




ワイヤーで縛ることにしました。
ワイヤーを通す穴をあけます。




ワイヤーで軸を縛ります。

かなり手間取りましたが、これで一応問題は解決しました。
扇風機のシーズンもあと僅かですが、存分に使いたいと思います。


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