腕時計(Landmaster summiter)の電池交換(2)

投稿 日 11/11 15:33:58 2012 | リビング | hotall

教訓:注意書きは必要だから、そこに書いてあるのです。


腕時計の電池を交換してから気圧計がまったく動いていないことに気が付きました。
ボタンB(左上)やボタンC(右上)を押しても、針は微動だにしません。
システムリセットをしても直りません。




そういえば、裏蓋を外した時に何か注意書きが書いてあるのを思い出しました。
ブログのために撮影した写真で確認すると、電池交換後に端子をショートするように書いてあります。
そこで、これを試してみることにしました。

この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。







ショートするのに必要な電線を用意します。
単線で細いものが必要です。私はラッピング線を使用しました。




注意書きにはACと(+)をショートするように書かれてあります。
小さな字でACと矢印が刻印されているのを見つけました。その方向に小さな金色の端子があります。




まず、AC端子に電線の一方を接触させ、次に電池の(+)にもう一方を接触させます。
これで、完了です。
最初に行った時は、直りませんでしたが、電池を入れなおしてから、再度行うと直りました。
電池をはめてから何か操作をすると効かないようです。




折角分解したので、パッキンにオーディオ用のピンチローラ(ゴム)クリーナーを塗っておきました。




組立後、システムリセットをします。
リューズを2段上げてBとCのボタンを同時に押します。
リューズをもとに戻します。

今回は気圧計の調整もしました。



リューズを1段上げてBボタンを長押しします。




リューズを2段上げてCボタンで気圧計の短針を0に合わせます。




Bボタンで気圧計の長針を0に合わせます。
リューズをもとに戻します。

時刻を合わせます。



秒針が0になるタイミングでリューズを2段引上げ、近々の0秒に時分を合わせます。




Aボタン(左下)でアラーム小時計を設定した時刻時計に合わせます。




基準となる時計を見ながら、設定した時刻になった時、リューズを元に戻します。

今回は一瞬、壊れたのではないかとひやっとしましたが、いい勉強になりました。

腕時計(Landmaster summiter)の電池交換

投稿 木 11/ 8 16:44:08 2012 | リビング | hotall

ある朝寝坊をした日のこと、慌ただしく着替えを済ませ、腕時計をはめて、バスの時刻を確認。
「大丈夫、まだ時間がある。」
ちょっと余裕ができたので、しばらく他の用事を済ませた後、部屋の置時計を見ると、発車時刻を過ぎていす。
慌てて腕時計をもう一度見ると、何時間も前に止まっていることに愕然としました。
最初に時間を確認したときは長針しか見ていなかったようです。

腕時計が電池式になってから、1年以上は止まる事を気にすることなく、安心して時刻が確認できるようになりました。
便利になりましたが、電池切れは忘れた頃にやってきます。
機械式の場合は、頻繁にねじを巻く必要があるため、毎朝、まず止まっていないことを確認します。したがって、止まっている時計の時刻を信じることはありません。

電池式で困った問題が、電池交換の手間と時間です。
機械式のようにねじを巻けばすぐに使えるという訳にはいきません。
今回の腕時計に関しては、いつもは販売店に持ち込み、メーカーで交換してもらうので、戻ってくるまで数週間かかります。

前回の交換では本体基盤の劣化などを指摘されていたので、今回はどうすべきかと悩みました。
そんな折、以前、天体望遠鏡のアイピースをクリーニングするため購入した工具があった事を思い出しました。
そこで、今回は自分で交換することにしました。

この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。







まず、ベルトの片方を外します。




作業台に固定します。
アイピースを固定したときは気が付かなかったのですが、押えのへこみは時計のリューズのためにあったのですね。




オープナーを裏蓋のサイズに合わせます。




現在の裏蓋の位置を覚えておき、後で蓋をはめたとき、どのくらい閉めるのかの目安にします。
裏蓋は左に回します。




裏蓋が外れました。




電池抑えを固定しているねじを外します。
2本のうち片方をはずし、もう片方は緩めるだけにします。




電池を外すのに使用するピンセットの先にテープを巻いて絶縁します。




電池を外します。




新しい電池を用意します。




新しい電池をはめます。




ねじをはめます。




裏蓋と接するところを、綿棒とアルコールを使ってきれいにします。




裏蓋とパッキンもきれいにします。
後は、裏蓋を元通りにはめて完了です。




電池切れの腕時計がもうひとつあったので、ついでにこれも交換します。




この裏蓋ははめ込み式です。
本来は専用道具で開けるべきなのですが、ナイフを使用しました。
蓋には工具が入る場所があります。そこを探してナイフを入れ、「てこ」の原理でこじ開けます。




裏蓋が外れました。
先ほどと同様に、アルコールできれいにします。




新しい電池を用意します。




新しい電池をはめます。
裏蓋をはめて完了です。

自分で交換すると、気密性などに不安が残りますが、町のカメラ屋や鍵屋などに頼むよりもいいかなと思っています。

[追記]
この後、気圧計が動かないことが分かり、再度電池を入れなおすことになりました。

Windows8にアップグレード

投稿 月 10/29 16:45:09 2012 | パソコン | hotall

ここ数年のスマホブームでパソコンの話題も息を潜めていましたが、先日のWindowsの新バージョンリリースが、相変わらずニュースになるほど世間の関心が高いのには驚かされます。

パソコンの基本的な用途においては3世代前のWindowsXPでも不満はないと思えるほど、OSに求められる機能はほぼ達成された感があります。
私もソフトを生業としていなければ、WindowsXPを使い続けていたでしょう。度々変わるUIは、折角操作に慣れても、その度に修得しなければなりません。
しかし、ソフト業の宿命で、最新バージョンへの追従は、ほぼ義務的に対応を迫られます。
今回の新バージョンリリースもスタート画面のUIを見るまでは、個人的にはあまり関心がありませんでした。
しかし、この新しいUIは、従来のものとあまりに違っていたため、一体何が起きているのだろうかと、ソフトを作る側として次々と湧き上がる疑問が、否応なく関心を掻き立てます。
そこで、早速私もWindows7からWindows8にアップグレードしてみました。

一昔前、Wintelと呼ばれた時代は、マイクロソフトが新しいOSをリリースする度に、より高いマシンスペックが要求され、結果的にマシンも買い替えることになっていました。
ところがWindosXPの次に出たWindowsVistaがあまりに重いOSだったので、これが動作するパソコンは、その後のWindows7も今回のWindows8も問題なく動作し、買い替える必要はありません。
もちろん、最新のパソコンの方が速度が早いのは当然ですが、最近はパソコンの性能自体に、それほど執着もなくなり、5年前に買ったマシンを使い続けることにしました。
それでも、ここ数年で劇的に安価になったSSDだけは導入することにしました。

この文書は個人的なものであり、内容について一切の責任を負いかねます。







まずはSSDを接続します。
購入したSSDはIntelの240GByteのもので、1万円ちょっとで購入できました。安くなったものです。




このSSDに元のWindows7のシステムパーティションの内容をコピーします。
使用したツールはGPartedというフリーソフトです。
SSDの容量の方が小さいので、リサイズしてからコピーします。
コピーしたパーティションにBoot設定をします。




元のシステムドライブを外し、起動します。
起動時に、Windowsシステムが壊れた旨のメッセージが出るのでWindows7のインストールディスクを起動し、修復します。

これでSSDからWindows7が起動するようになりました。
起動したら管理者権限でログインし、Windows8のインストールディスクからインストーラを起動します。
後は、自動的にインストールが行われます。



インストール後に自動バックアップ失敗のエラーが発生しました。
エラー番号は0x80070716でリソースが見つからない旨の内容です。これは今回のハードディスク移行作業でバックアップ先のパーティションを削除したためだと分かりましたが、このエラーが出るとバックアップ先の変更や機能自体の削除ができなくなります。もともとWindows8ではスケジュールバックアップは無くなったので、この機能は無効にする必要がありますが、その手段が無くなりました。
インターネットで調べてみると、レジストリの自動バックアップの設定を削除すると自動バックアップの設定が初期化されることが分かり、これにて対処できました。
レジストリの場所は[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsBackup]で、この下の値及びサブキーを削除します。



アップグレードした感想ですが、タッチパネルを意識した操作性、小さい画面を意識したアプリの全画面表示、アプリ終了の自動化など、現在のスマホやタブレットの機能が満載されているのが分かります。しかし、デスクトップやノートパソコンを使ってきた私には、どうも違和感があります。
Windows8アプリはスタート画面を起点としたソフトで、スマートフォンやタブレットと同じイメージの操作方法に対し、従来のアプリはデスクトップ画面を起点としていたソフトで、2種類の異なる操作方法のソフトが混在する形になっています。かつてWindowsが出たときに、DOS窓のアプリとWindowsのアプリが混在した時と同じ状況です。
しかし、DOSアプリは自然と衰退したのに対し、オーバーラップウィンドウ形式の従来のWindowsアプリは、同時に複数のアプリを操作するのに適しているので、これが無くなるとは思えません。
したがって、この2種のアプリが混在する状況はしばらく続くでしょうから、今私が感じている違和感(スタート画面とデスクトップ画面を行ったり来たりする操作)は慣れるしかなさそうです。

Xantia LHM漏れの修理

投稿 金 9/28 13:28:26 2012 | 自動車 | hotall

使っていなくても物は壊れます。
私が徒歩で帰宅した時、ふと長らく乗っていなかった私の車の下を見ると、地面にオイルが溜まっていました。
この車に乗り始めてから、オイル漏れは日常のトラブルとなり、動揺もなく「またか」の心境です。
この車は油圧でパワステ、ブレーキはもちろんのことサスペションも駆動しています。
したがって車のあちこちに油圧用の配管が巡って、その繋ぎ目からのオイル漏れは持病のように付きまといます。
車も10年を経過する頃から樹脂部品が次々と壊れ始めます。
14年目の私の車も、例に洩れずあちこちの樹脂部品が壊れて始めています。
今回のオイル漏れは前輪のサスペションから余ったオイルがタンクに戻ってくる配管の繋ぎ目で起きました。
この繋ぎ目は左右のサスペションからの配管が1つの配管に合流するところで、樹脂製の三又ジョイントになっています。
このジョイントが劣化して破損したのです。
そこで、このジョイントを取り換えることにしました。


この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。







三又ジョイントを取り寄せました。
私のXantiaには赤、青、緑の3種類のジョイントがあり、前輪のジョイントは緑だそうです。




まず、ジャッキアップします。
と言っても、この車は油圧で車高が上がるのでジャッキは必要ありません。
安全のため、馬をかけます。
車体の下にビニールシートをひき、ジョイントの下に新聞紙を被せた油受けの容器を置きます。




さて、車の下に潜り込みます。
いつもながら、あまりいい気持ではありません。
古いジョイントを外し、新しいジョイントをはめます。
かなり硬く、思ったように差し込めません。
そこで、写真にようにジョイントを熱湯で温めました。




無事新しい部品に交換できました。




馬を外し、車高を下げ、オイル漏れが無いか確認します。
オイル漏れはありませんが、ダッシュボードの警告灯が点灯します。
LHMオイルが少なくなっているようです。




車高をいっぱいに上げ、ゲージを確認します。
下に張り付いたままです。
かなりのオイルが漏れ出てしまったようです。




オイルを補充しました。
警告灯は消え、再度、オイル漏れが無いことを確認しました。


最近、故障も増えてきました。
そろそろ買い替え時かもしれません。
次回は故障の少ない車にしたほうが良いのかもしれませんね。

扇風機(National F-R255E)の異音の修理(2)

投稿 水 9/19 13:40:38 2012 | リビング | hotall

安易な対処療法は新たな問題を引き起こすことがあります。
先日、異音が出るようになった扇風機を直しましたが、1週間程で、また異音が出るようになってしまいました。
当初は、軸の遊びが原因だと思い、軸を押さえる板を取りつけましたが、この板が長時間の圧力で壊れてしまいました。
これでは、何度、押さえ板を取り換えても壊れてしまいます。
そこで、修理をやり直してみました。


この文書は個人的なものであり、読者による修理・改造を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる改造はメーカーの保証・修理が受けられなくなります。







もう一度、ローターのシャフトを調べてみます。
爪を当てて凹凸がないか調べます。
すると前方のシャフトの中間ぐらいに引っ掛かりがあるのが分かりました。
そこだけ摩耗しています。
前回は、押さえ板でシャフトを押していたため、結果的にこの摩耗個所がずれることになり、異音が直ったようです。
つまり、押さえ板でなくても、シャフトの位置をずらすことで解決できそうです。




シャフトにスペーサーを入れることにしました。
滑りが良くて、摩擦音がしない素材を探します。
たまたま、手元にあったカーテンランナーが使えそうです。




使う場所を切り取ります。




やすりで整形します。




シャフトにはめます。




グリスを塗り、組み立てます。




首がぐらぐらするので調べてみると、軸受が割れていました。




ワイヤーで縛ることにしました。
ワイヤーを通す穴をあけます。




ワイヤーで軸を縛ります。

かなり手間取りましたが、これで一応問題は解決しました。
扇風機のシーズンもあと僅かですが、存分に使いたいと思います。


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