コンデジ(RICOH GR DIGITAL II)マクロ用リングライトの作製

投稿 2016年09月29日 14時48分29秒 | 3Dプリンタ | hotall


私はブログに掲載する写真の撮影はコンデジ(RICOH/GR DIGITAL II)を使用しています。

ニュースで最新カメラの記事を目にする度、一眼レフでも買えば、もっといい写真が撮れるのでは思っては、やはり機材より腕なんだろうなと思いとどまり、このカメラを使い続けています。
私が撮る被写体は小さなものが多いので、マクロモードで撮影することが多いのですが、いつも悩まされることがあります。被写体にライトを当てようとすると、カメラ自身が影となってしまい、なかなかうまくセッティングできないのです。

そこで、マクロ用リングライトを作製することにしました。



手元に、以前、秋月電子から購入した白色LEDキットがあったので、これを使用することにしました。
このキットは最大125mAを出力できるチャージポンプIC:LTC3202により2.7V-4.5Vを入力として、5つのLEDを駆動します。

このキットを使用し、LEDを埋め込んだリングライト本体と、駆動回路を備えた電池ケースを繋いだ構成とします。

リングライト本体は、フィルター用のバヨネット爪に取り付け、電池ケースはアクセサリーシューに取り付けるようにします。

筐体を作製するにあたり、まず、いつものように3Dデータを作成します。

これを3Dプリンタで出力します。

バリを取ります。
レンズフードと接する内側は、紙やすりで、LED取り付け孔はピンバイスで削ります。

裏側のバヨネット爪の部分も滑らかにします。

LEDのカソード側配線の準備をします。
今回は線材に裸の錫メッキ線を使うので、被覆用のヒシチューブを用意します。
抵抗の両端は、メッキ線を通す輪っかを作ります。

メッキ線に一定間隔(31mm)で抵抗をはんだ付けし、間をヒシチューブで覆います。

LEDのアノード側配線も一定間隔(31mm)にLEDのリード線を通す輪っかを作り、間をヒシチューブで覆います。

LEDを用意します。
長いほうのリード線がアノード側です。

LEDを筐体の孔に差し込みます。

各LEDのリード線はアノード側、カソード側の方向(右回りまたは左回り)を合わせます。

各LEDのカソード側のリード線を、先ほど用意した線材の抵抗の輪っかに通し、はんだ付けします。

不要なリード線はカットし、カソード側のリード線をアノード側と反対方向に倒し、線材を奥に押し込みます。

アノード側も同様に、メッキ線の輪っかにリード線を通し、はんだ付けします。

不要なリード線をカットし、カソード側と反対方向に倒し、押し込みます。

電池ケースとの配線用コード(V OUT,GND,FB)をはんだ付けします。
コードの断線防止のため、ブッシュとしてヒシチューブを被せておきます。

接合部を押し込んでおきます。

次に電池ケースの配線をします。
今回使用する電池ケースです。

単三3本のスイッチ付です。

スイッチ側に隙間があり、ここに制御基板を格納できそうです。

これが制御基板です。

リングライトからのコードと電源コードを制御基盤にはんだ付けします。
帰還制御電圧の設定(D1,D0)は最高(共に+電源:VINに接続)としました。

絶縁のために、カプトンテープを巻きます。

基板を押し込みます。

アクセサリシュー取り付け部品と滑り止めを3Dプリンタで作成します。
滑り止めを両面テープで電池ボックスに貼り付けます。

リングライトの裏側に蓋をします。

反射板としてアルミ箔を切り抜きます。

両面テープで貼り付けます。

表蓋をして出来上がりです。

カメラに取り付けます。

点灯してみます。

撮影してみました。
点灯前です。
右側がカメラの陰になっています。
左上のコネクタラベルも陰になって暗いです。

点灯後です。
影がなくなりました。
最初に点灯した時、思っていたより光量が少なかったので、少し心配になり、改良方法について色々思案していました。
しかし、実際撮影してみると、外部光との併用で自然な感じに撮れていたので、このまま使用することにしました。

これで、マクロ撮影も少しは楽になりそうです。



下表は今回設計・使用した部品の一覧です。
3Dデータ(STLファイル)もアップしましたので、個人的な利用の範囲で、自由にお使いください。
項目数量入手
リングライト筐体1ダウンロード
裏蓋1
表蓋1
シュー取付部品1
電池ケース滑り止め2
白色LEDチャージポンプキット
LTC3202
1秋月電子通商
電池ボックス 単3×3本
リード線・フタ・スイッチ付
SBH-331AS
1
その他、線材、ヒシチューブなど適宜市販品購入