電源取り出し平型ヒューズの自作

投稿 2018年11月25日 16時16分17秒 | 自動車 | hotall

あおり運転の問題で、ドライブレコーダーが注目されています。
そんな折、家族の車にドライブレコーダを取り付けることになりました。

ドライブレコーダー(COMTEC ZDR-015)は今流行の前後カメラで駐車録画機能付きのものです。

さて、配線はなるべく目立たないようにするため、電源もヒューズボックスからとることにします。
自分の車なら、直接、既存のコードから取るのですが、原状回復を容易にすることを考えて、ヒューズからとることにしました。

電源を取り出せるヒューズは市販されているのですが、今回取り付ける車(Audi A1)は、ヒューズを固定するカバーがあり、ヒューズの端から出ているコードと干渉してしまいます。

そこで、カバーと干渉しない電源取り出しヒューズを自作することにしたのです。


この文書は個人的なものであり、読者による改造を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。
ユーザーによる改造はメーカーの保証・修理が受けられなくなります。





作成するヒューズはアクセサリ電源(平型20A)と常時通電電源(ミニ平型10A)の二つです。
ホームセンターでそれぞれのヒューズ(エーモン)を購入しました。

まずケースを取り外します。
端子の間をマイナスの精密ドライバを使って開きます。



各端子とケースは2か所で圧着されています。
これをマイナスドライバーを突っ込み剥がします。
また、端子を抜きやすくするため、端子とケースの間を広げます。
これを丁寧に行わないと、以降の作業に苦労します。



両方の端子をペンチでつまみ、端子の間隔を維持しながら、ゆっくりと引き抜きます。
固い場合は、再度、端子とケースの間を広げます。
この作業は辛抱強く行います。



分離出来たら、ケースにコードを通す穴をあけます。




端子とコードははんだ付けしますが、接合個所は厚くなるので、ケースのその部分が当たる部分を削っておきます。
念入りに削るのが成功の秘訣です。



端子とコードをはんだ付けします。
厚くなりすぎた場合は、その部分を削っておきます。



ケースに収めます。
2つの端子の間隔を保ちながら、ゆっくりと押し込んでいきます。



軟質プラスチック用ボンドで、端子の根本及びコードとケースを固定します。



配線を容易にするため、ギボシ端子を付けました。
また、コードの根本はヒシチューブで補強しています。

ヒューズ本体自体は軟質のアルミなので折れやすく、作業は慎重さが必要で、失敗を覚悟する必要があります。私の場合、歩留まり半分でした。
ドライブレコーダーの配線は、ヒューズカバーと干渉することなく、うまくいきました。

3D年賀状(2018)

投稿 2018年04月04日 11時51分58秒 | 3Dプリンタ | hotall

我が家の年賀状は、3Dプリンタで作るのが、すっかり定例化しました。
今年も12月に入り、戌年をテーマに組み立て式の造形物を、あれこれ考えていました。
昨年の鳥のクリップでばねを作ることができることがわかり、今回もこれを利用したものを考えます。




犬について思いを巡らしていると、犬が新聞をくわえ、飼い主の前でちょこんと座り、差し出すシーンが思い浮かびました。
そこで、メモをくわえる犬のメモスタンドを作ることにしたのです。
はがきサイズに収める制約から、平板の部品で構成しなけれならないのですが、平板から立体を表現するのは大変です。特に今回は、ばねを組み込まなければならず、強度を保ちつつ、クリップ構造を実現するのに悩みました。

の時は、箱型にしましたが、これでは強度が保てません。
そこで、厚めの板を重ねる方法にしました。

クリップにはレバーが必要ですが、これを足にします。
左右の足を引くと口が開く仕組みです。

積み重ねた板は、ピンとCカンで固定します。

あとは柴犬をモデルにフォルムを作成し、立体を起こします。

3Dプリンタで出力します。

今回は部品が細かいので、ブリムが必要です。

次々、組み立てます。
分解して、パッケージに貼り付け、梱包します。



下表は今回設計・使用した部品の一覧です。
3Dデータ(STLファイル)もアップしましたので、個人的な利用の範囲で、自由にお使いください。
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シャワーヘッド(TOTO THYC49H)のボタンが戻らない

投稿 2017年04月03日 18時59分51秒 | リビング | hotall

DIYを趣味にしていると、直せないことを認めるのが難しいこともあります。
特に、一見簡単に思える場合は、たとえ買いなおした方が良いと判断した場合でも、なかなか諦めることができないのです。


5年前、節水が叫ばれる中、我家のお風呂も節水シャワーに交換しました。
手元にボタンがあるシャワーヘッドでしたが、先日、このボタンが凹んだまま、戻らなくなったのです。

この文書は個人的なものであり、読者による修理を推奨するものではなく、内容について一切の責任を負いかねます。



おそらく、軸がずれたか、汚れの付着が原因で、分解すれば簡単に直せるだろうと、たかをくくっていました。
ところが、いざ、分解しようと、ネジなどを探しても見つかりません。

唯一、出水口近くに、隙間があるのを見つけることができただけでした。

その隙間に、ドライバーを差し込み、こじ開けてみようとしましたが、歯が立たず、傷がついただけでした。
この様子を見て、妻は買い直そうと云いましたが、どうしても、気が収まりません。
妻が壊してもいいと云ってくれたので、更に挑戦してみることにしたのです。

まずは、もう一度、良く観察してみます。

シャワーヘッドの出水穴をよく見ると、同じ間隔で穴が開いているのですが、真ん中の6つだけが、孔ではなく凹んでいるだけです。

初めは単なる飾りだと思っていましたが、眺めていると、何故か時計の裏蓋を思い出しました。
「ひょっとすると。」

私は、時計のオープナーを工具箱から引っ張り出しました。

これを凹みにあわせ、回してみると、案の定、この部分はスクリューになっており、外すことができました。

更に、中のねじを外し、前面カバーを取り外します。

前面カバーは爪で固定されているだけのようなのですが、結構固く、なかなか外れません。

カバーの取り外しに苦戦しながら、この作業がある作業に似ていると気が付きました。
それは自転車のパンク修理です。

私は、工具箱から、タイヤレバーを取り出し、タイヤ外しと同じ要領で外してみました。

まず、カバーを少し持ち上げ、できた隙間にタイヤレバーの1つを差し込みます。
そのまま、下方向にスライドします。

今度は反対側にもう一つにタイヤレバーを差し込み、同じようにスライドさせます。
この状態で、カバーを斜め下方向に引っ張ります。

外れました。
中は、黒カビが発生して、結構、汚れています。

ボタンを固定している4つのネジを外し、取り出します。

ボタン部分は一体になっていますが、爪の孔が二か所あります。
ここに精密ドライバーを差し込むと、爪が外れ、分解できました。

部品には、特に破損は見つかりません。
単に滑りが悪くなっているようです。

部品を綺麗にして、擦れる部分にシリコングリスを薄く塗ります。
ボタンを組み上げます。

カビで汚れた部品を、中性洗剤と歯ブラシできれいにします。

前面カバーの爪を差し込み、外した時と逆の要領ではめ込みます。
ネジをはめ、出水口を元通りに組み付けます。

これで作業は完了です。

ボタンは元通りに動作するようになりました。この後グリスが回れば更にスムーズになりそうです。

苦労と時間を考えれば、買い直した方が得策なのかもしれませんが、思い通りにならないフラストレーションが解け、ようやく、気が晴れました。

今後の為に、今回の原因について、少し考えてみました。

今回の不具合は、ボタン内部の摩擦が大きくなっていた訳ですが、この原因として、
(1)部品の表面が擦れて、あるいは、樹脂の経年劣化で荒れてしまった。
(2)もともとのグリスが流れ落ちた。
が考えられます。

ボタンの隙間は防水処理がされていないので、水が容易に入ります。
水の侵入により、塗られていたグリスが流れ落ちたり、カビなどの汚れにより、滑りが悪くなったりすることが容易に想像できます。

ユーザーが分解できない構造なので、内部の掃除・メンテナンスができないことを考えると、
今回のトラブルは、なるべくしてなったのかもしれません。

もやもやした気持ちは残りますが、取りあえず解決できて良かったです。

3D年賀状(2017)

投稿 2017年01月07日 22時28分11秒 | 3Dプリンタ | hotall

私の場合、一年は年賀状作りと共に終わりを迎えます。

年を追うごとに短くなる一年間は、その成果を実感し辛くなってきました。
今年も年賀状の話を耳にすると、ああもう一年が経ってしまったのかと、思わずため息を漏らしてしまいます。
そして、年賀状作りを始めるのです。

昨年も3Dプリンタを使った年賀状でした。大変な作業で、限られた数しか作成できませんでしたが、一年で最後の成果を感じることができました。
なんだかんだ言いながら、今年も、懲りずに3D年賀状にすることに決めたのです。




過去2回の作品は置物でしたが、今年は動きのあるものがいいなと漠然と考えていました。
鳥の羽ばたきを想像しながら、机の上のクリップを眺め、「あ、これにしよう」と決めました。

ダブルクリップや目玉クリップを作るにあたり、どうしても解決しないといけない問題があります。それはバネをどうするかです。

初めは、バネだけを汎用品を購入して同梱しようと思いましたが、以前、クリップハンガーでプラスチックのバネが使われているのを見たことがあり、また、3DプリンタのフィラメントであるABS素材がしなりがあることとを考え合わせ、バネも3Dプリンタで作ってみることにしました。

鋼線材と違い、3Dプリンタでは螺旋構造は困難ですので、ダブルクリップのような単純な構造にする必要があります。

しかし、ダブルクリップの構造では、そのカーブが大きく変化している個所で局所的に力がかかります。プラスチックの場合、強度面からバネ全体で均等に力がかかるように、カーブが緩やかに変化するようにしなければなりません。

また、たわみやすい両腕の部分も少しふくらみをつけて、これを改善します。

この方針で、いくつか太さや大きさを変えて、バネのつよさと、組み立てやすさのバランスを探りました。

あとは鳥の形を模したレバーとそれを支える軸部分を作成します。
今回も、はがきサイズの封筒に梱包するので、平板の部品を組み立てるものとします。

各部材を固定する方法ですが、以前、馬の置物では部材をスライドして固定しました。今回はバネが各部材を押さえつけているので、単に差し込むだけとしました。

さて方針が決まったので、3D CADでモデルデータを作成します。

データをGCODEに変換して3Dプリンタで出力します。

各部品はやすりでバリを取り除きます。これが結構大変です。

組み立てます。

どんどん出力して組み立てます。

これを分解して、厚紙で作成した封筒に貼り付けます。
封筒の裏面は組み立てマニュアルになっています。

今回は部品点数が多いので、うまく組み立ててもらえるでしょうか。
今年もすべてを完成したのが大晦日になってしまいました。
完成した年賀状をカバンに積み込み、妻と一緒に出かけます。

除夜の鐘を聞きながら、郵便局前のポストに投函。
その足で近所の神社へ初詣に向かいます。

風もなく、穏やかな年越です。
型通りの儀式を済ませた後は、頂いたお神酒でほんのり温まり、末吉のおみくじをくくり付け、家路につきます。
静まり返った家並に二人の足音だけが響いていました。

いい年でありますように。



下表は今回設計・使用した部品の一覧です。
3Dデータ(STLファイル)もアップしましたので、個人的な利用の範囲で、自由にお使いください。
項目数量入手
3D部品12ダウンロード
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Windows10 Anniversary Updateで画面が真っ黒

投稿 2016年10月06日 12時35分29秒 | パソコン | hotall

スマホもパソコンも、最近のOSは自動で更新されるようになりました。巷ではOSが自動更新されることを新バージョンが降ってくるなどと表現されています。
予期せず訪れる災難は降って湧くと言いますが、私の場合、今回のWindowsのアップデートはまさにそんな災難でした。

妻のパソコンが急に遅くなり、通信ができないと不満を漏らしていたその直後、OSの自動更新が始まりました。まるで、OSインストールの時のように長時間の更新処理で、調べてみるとこれが「Windows10 Anniversary Update」であることを知りました。
私のパソコンもそのうち始まるだろうと覚悟していましたが、しばらくは何も起きず、そのうちアップデートのことは忘れてしまいました。

昨日、私がパソコンでスカイプをしていると、突然、音声が出なくなり、設定を確認したり、色々対処をしましたが、手に負えず再起動をすることに。
電源オプションを表示したところ、表示が「更新して再起動」になっているのに気づき、その時、Anniversary Updateが降ってきたのだと悟りました。


再起動すると、長々と更新処理が続き、ようやくログイン画面。
パスワードを入力して、ログインすると、「ようこそ」表示の後に本来ならデスクトップが表示されるのですが、画面が真っ黒になり、いつまで経っても画面が表示されません。
ただマウスカーソルだけが空しく表示されています。



自動アップデートで動作が不調になることは、珍しくありません。
そんなときの対処方法は「セーフモードで起動して、回復処理で以前の復元ポイントにもどす。」です。

今回は、デスクトップ画面が表示されませんが、キー操作(Ctrl+Alt+Delete)である程度の操作はでき、不具合の程度としては軽症であると感じたので、元に戻すのではなく、このまま色々対策してみることにしました。

マイクロソフトのサイトに現象が全く同じ不具合についての記事:「Windows 10 にアップグレード後、黒い画面が表示される場合の対処法」を見つけました。
まずは、これらの対処方法を試してみることにしました。

(1) 周辺機器を取り外す
USBの接続機器と、PCI-Expressカードを外しましたが、現象は変わりません。

(2) グラフィック カード ドライバーを再インストールする

イベントログを調べてみると、igfxHK.exeとExplorer.EXEの2つのディスプレー関連のエラーが見つかりました。

エラーを見る限り、最新ドライバーの再インストールは有効な感じはしましたが、これも変化はありませんでした。

(3) レジストリを確認する
UIのプログラムが置き換わっているか調べましたが、これもありませんでした。

(4) ユーザー アカウントが破損していないかを確認する
これも試しましたが効果はありませんでした。

(5) ハイ コントラスト モードの確認を行う
ハイコントラスモードは「なし」になっていました。

対策も行き詰まり、渋々、いつものように回復処理を行うことにしました。

セーフモードで立ち上げ、[コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[セキュリティとメンテナンス]-[回復]で[システムの復元を開く]を表示させます。

ところが復元ポイントには何も表示されません。
今回の更新は従来のサービスパックと同様のアップグレード扱いだったのです。

更に調べてみると設定画面には、[設定]-[更新とセキュリティ]-[回復]に「以前のビルドに戻す」メニューがあったので、これを試してみることにしました。
ところが、ボタンを押しても何も起こりません。

いよいよ手詰まりの状態となり、Windows10をインストールした時点の回復ディスクを使わなければならないと思い始めていたところ、再起動オプションを設定する過程のトラブルシューティング画面に「以前のビルドに戻す」メニューがあることに気づき、ダメ元で試してみることにしました。

すると、復元処理は正常に行われ、更新前の状態に戻すことができました。

OSの更新は必要なことだとは理解していますが、心の準備もなく突然これが実行され、作業を中断されるだけでなく、強制的に更新のリスクを負わされるのは如何なものかと思います。

今回の更新は丸一日を費やした、とんだ災難でした。


[追記]

復元処理の後、再度、Anniversary Updateが自動実行され、再び、画面が真っ黒になる現象が発生しました。
同様に「以前のビルドに戻す」を行いましたが、これ以上この問題で悩まされたくないので、次の設定を行いました。

[設定]-[更新とセキュリティ]-[WindowsUpdate]-[詳細オプション]で「アップグレードを延期する」にチェックを入れました。


[追記:問題解決]

「アップグレードを延期する」にしてから、しばらく経って、ふと、以前、システムのレンダリング処理をgdippに変更したことを思い出しました。

WindowsのTrueTypeフォントの描画がアンチエイリアスされず、MACと比較して字が汚いという問題は、OSのバージョンアップが頻繁に行われるのにもかからわず、一向に改善されません。これに待ちきれない多くのユーザーが、有志により作成された代替描画処理プログラムを使うようになりました。

私も、以前はWindowsの文字表示について、それほど意識することはありませんでしたが、スマホなど高解像のきれいな文字を日頃から目にするようになると、Windowsの文字が洗練されていないと感じるようになり、このプログラムをインストールしました。

インストール直後、文字が綺麗になったことに満足していましたが、これが時間とともに当たり前になり、このプログラムを意識しなくなりました。そして、存在自体すっかり忘れてしまいました。

先日のOSの更新問題をどうしようかと悩んでいる中、突然、これらことを思い出したのです。
もし、gdippが関係するのであれば、イベントログに記録されているエラーがディスプレイ関係であることとも符合します。

ネットで検索を掛けてみると、案の定、Windows10 Anniversary Update上でgdippが正常に動作しない不具合が報告されていました。
その内容を整理してみると、gdippがシステムの描画処理をフックするのに使用しているEasyHookというライブラリがWindows10 Anniversary Updateに対応していないということです。

既にEasyHookにはこの対策が行われて、新しいバージョンが公開されています。
その後、gdippの兄弟プログラムであるMacTypeは、これを同梱した新しいインストーラを提供しました。

これに対し、gdippはメンテナンス活動を停止しているので、インストーラーはバージョンアップされず、ユーザは自力でEasyHookを更新しなければなりません。

しかしながら作業自体は簡単で、github.ioから最新版のEasyHook(現時点:v2.7.6035.0 (July 10, 2016))をダウンロードして、この中のバイナリファイル(NetFX4.0フォルダ上のEasyHook32.dll及びEasyHook64.dll)をgdippのインストールフォルダ(通常:C:\Program Files (x86)\gdipp)に上書きコピーするだけです。

この作業を行った結果、私のパソコンのWindows10 Anniversary Updateは正常に動作するようになりました。

紆余曲折ありましたが、この問題が解決できて本当に良かったです。
なぜなら、一度、綺麗な文字表示に慣れてしまうと、なかなか元には戻れませんから。
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