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■■■技術メモ:Thinkpad X30-OSインストール■■■
 
この文書は個人的なものであり、内容についての責任は負いかねますが、皆様の御役に立てれば幸です。
●目的

Thinkpad X30の出荷時点ではWindows XP proがインストールされています。これにLinuxを追加インストールします。
●準備

  • マシン: Thinkpad X30
  • OS1: WindowsXP-pro(プレインストール)
  • OS2: Vine Linux2.5-FTP
  • ユーティリティ: システムコマンダー7+
  • FD: USB FDドライブ及び3枚のフロッピーディスク

●パーティション作成

  1. WindowsXp上でシステムコマンダーをインストール。ユーティリティディスク及びリスタートディスクの2枚のフロッピーディスクは必ず作成します。
  2. システムコマンダーを無効にします。(重要)
  3. WindowsXpは再インストールしますので、必要なデータおよびプログラムはバックアップします。(重要)
  4. WindowsXpを終了し、リカバリディスクから起動します。
  5. パーティションコマンダーでWindowsXpパーティションを削除します。(IBMリカバリ用のパーティション:IBM_SERVICEは削除しないように注意します。)
    パーティションのマニュアル操作
    ツール-削除
    パーティション名: IBM_PRELOAD('_'はShift+'-')
  6. パーティションコマンダーで次のパーティションを作成する。
    パーティションのマニュアル操作
    作成ボタン
    種類サイズ名前フォーマット目的
    基本27380MBWINXPFAT32WindowsXp用領域
    基本64MBLinux_BootLinuxLinux Boot用
    拡張残りすべて 
    +6075MBLinuxLinuxLinux用領域
    +1024MBLinux_SwapLinux swapLinux swap領域
    +2045MBShareFAT-自動Windows Linuxの共有領域
- 作業経緯 -
  • システムコマンダーにはデータを保持したままOSをインストールできる機能がありますが、色々と試しましたが結局うまくいかず、上記のようにパーティションの再作成をマニュアルで行いました。以下がその現象です。
  • システムコマンダーインストール後、再起動しシステムコマンダープログラムが起動されるが、OSウィザードボタンを押すと、「...analizing..」メッセージが出力されたまま止まってしまいます。
  • ライフボード社のHPに、以下の記述があったのでそれを試しました。
    1.OS選択メニューで、ALTとF11の2つのキーを同時に押してください。それによって、C:\プロンプトの表示状態になるはずです。
    2.C:\プロンプトで、以下のコマンドをキー入力して実行してください。
    CD SC
    SCOSW WIZARD
    その後、OSの新規インストール操作を行うと、領域を確保できない旨のメッセージが表示され失敗する。
  • パーティションウィザードで現在のパーティションのサイズを小さくする操作を行うと、「クロスリンクに問題があり、スキャンチェックを行ってください」とのメッセージが表示され失敗してしまいます。
    WindowsXpからすべての修復オプションを指定してスキャンチェックを行い、再度同操作を行うが状況は変わらず。

●WindowsXpのリカバリインストール

  1. マシンを再起動する。自動的にIBMのリカバリープログラムを実行される。実行されない場合はF11を押下します。
- 作業経緯 -
  • システムコマンダーを無効にしていなかった為、再起動後IBMのリカバリプログラムが起動しませんでした。
    Windows98の起動ディスクを作成し、このディスクからリカバリパーティションのAutoexec.batを起動したが、Boot領域が書き換えられているため失敗しました。
    結局、システムコマンダーのユーティリティーディスクから起動し、次のコマンドで回復できました。
    SCINコマンドを実行
    SystemcommanderのUninstallを選択し、実行、Disenableのほうが良いとの メッセージが出ますので、それに従います。
    backupからオリジナルのbootを書き込む確認メッセージが出たのでOKします。
    パーティションの構成が変わっているのその旨のメッセージが出るが処理は継続 されます。
  • IBMのリカバリープログラムは、パーティションの確保の有無に係わらず、最初のセクターから次のパーティションの直前までの領域にインストールされます。

●Linuxのインストール

  1. WindowsXpからpcmcia用のLinux bootディスクの作成
    e:   (e:はVineLinux2.5が入ったCD-ROM)
    cd \images
    ..\dosutils\rawrite.exe -n -f pcscia.img -d a:
  2. bootディスクを入れたままマシンを再起動し、LinuxのインストールをText modeで開始します。
    言語: japanese
    キーボード: jp106
    マウス: 2button(ps/2)->3button
    種類: ワークステーション
    ディスク領域確保: fdisk
    以前確保したSwap領域がフォーマットされていない
    のでフォーマットするかの旨のメッセージが表示
    されるので「はい」を選択
    ディスク領域確保: 自動パーティション設定
    システムすべてのLinuxパーティションを削除
    ブートローダー: LILO
    ブートローダーの場所:ブートパーティションの最初のセクタ
    vidoカード: intel 830 / メモリ: 32768
    bootディスク作成失敗
    (マスターFDがフォーマットされていない旨のメッセージ)
    bootディスク作成しない
    ビデオ改造度: ノンインターレースSVGA 1024x768 True Color
- 作業経緯 -
  • グラフィックモード(モードの問い合わせ:graphical mode)において、Xのインストールでエラーが発生します。
    ->上記のようにテキストモードでインストールします。

●Linuxシャットダウン後の電源OFFについて

  1. シャットダウン後、自動的に電源が切れないので、電源ボタンで切っています。
    下記に試した事を記述していますが、どれもだめでした。
    -> システムコマンダーの最新プログラムをインストールすることで解決しました。 最新プログラムはライフボード社のホームページからダウンロードできます。
    結局、下記変更が必要か否かは不明のままです。
- 作業経緯 -
  • /etc/rc.d/init.d/haltの変更
    command="halt" -> "halt -p"
    ->変化なし
  • カーネルオプションの変更
    cd /usr/src/linux
    make xconfig
    General stupボタンを押下
    Allow interrupts during APM BIOS calls n->y
    Save and Exit
    カーネルの再構築
    make dep
    make clean
    make bzImage
    make modules
    make modules_install
    /etc/lilo.confを調べ、現在のイメージファイル名を調べます
    ->/boot/vmlinuz-2.4.18-0v13
    installkernel 2.4.18-0vl3 arch/i386/boot/bzImage System.map
    ->変化なし
  • カーネルオプションの変更/再構築
    user real mode APM BIOS call power off n->y
    ->変化なし
  • カーネルオプションの変更/再構築
    Enable PM at boot time n->y
    ->変化無し

●システムコマンダーのインストール

WindowsXpからシステムコマンダーをインストールします。
●キーボードの設定(Linux)

Linuxにおいてキーの配置が不正なので、/etc/X11/XF86Config-4を修正
 keybord section
 XkbModel "pc101" -> "jp106"
 XkbLayout "us" -> "jp"
●共有パーティションの設定(Linux)

/var/log/messageでデバイスのログを調べる
 da1 da2 da3<da5 da6 da7>
 da2:linux boot
 da5:fat
 da6:linux
 da7:linux swap
/ets/fstabを修正して
/dev/da5を/mnt/shareにマウント